芽キャベツの家庭菜園のコツは?
- 芽キャベツの育て方の注意点
- 芽キャベツの家庭菜園の失敗談
- 芽キャベツを家庭菜園する初心者へアドバイス
をまとめました。
芽キャベツの家庭菜園のコツは?
- 栽培時期は、害虫被害の少ない秋に
栽培時期は春と秋2回ありますが、秋の方が害虫の被害が少ないので、初心者は秋栽培をお勧めします。
- 畑の準備は順序通りにする
畑の準備は以下のとおりです。
- 2週間前に苦土石灰をまく、耕す
- 1週間前に完熟堆肥と化成肥料をまく、耕す
- 潅水をして畝をたてる
- 黒マルチを張る
水で湿らしてから畝たて、マルチ張りをすると植え付け後の水やりも楽ですし、根張りも良好です。
- 根が張りやすい苗の植え付け
黒マルチに40㎝間隔で穴を開け、植えます。茎も少し埋まるくらい深めに穴を掘って植えると苗がグラつかず、根も張りやすいです。
植えたら、マルチ穴に入るように水やりをしましょう。
- 葉かきと芽かきを良いタイミングで行う
10月頃になると葉が茂り、コロッと小さい芽キャベツが下から順に出来てきます。
地面から10㎝ほどにある葉や芽はそのまま育てると上に付く芽が育たないため、早いうちに除去しましょう。手で折ることもできますが、剪定ハサミなどを使うときれいに切り取れます。
芽キャベツの育て方の注意点
- 1cmほどに成長したら葉かきのタイミング
芽キャベツが直径1cmほどに成長したところから、隣合っている葉を切り取ります。葉をそのまま残してしまうと狭くて大きく成長できません。
また、茂りすぎていることによって、病害虫も発生しやすくなるため、適切なタイミングで葉かきをしましょう。
まだ上部の芽は小さいので葉をとらず、常に葉が10~15枚はある状態で管理します。光合成するためにも葉はある程度必要なんです。
- 追肥は3週間~1か月に1回
最初の追肥は定植してから3週間後、後は1か月に1回追肥を定期的に投与してください。
与え方は、マルチ穴の中の株本にパラパラと撒くだけです。高い肥料成分のものだと、植物に触れると肥料焼けする恐れもあるので、マルチ穴に手を入れて奥に撒くか、成分が高くないものを選びましょう。
- 病害虫のチェックをして、対処を
主な病気
- 立枯れ病
- ベと病
- 菌核病
病気は予防が大事なので、定期的に農薬を散布することをお勧めします。雨が降ったあとに病気が発生することが多いので、雨予報の前日に行うなどが効果的です。
もし、農薬を使うことに抵抗があるのであれば、液肥を散布して植物の内側から病気が付きにくい力を与えるのも良いと思います。
※必ずしも病気を抑えられるわけではなく、農薬の方が効果は高いです。
主な害虫
- ヨトウムシ
- アブラムシ
- アオムシ
害虫は見つけ次第捕まえて除去することを徹底しましょう。
ヨトウムシやアオムシは成虫が卵を産み付けて孵化すると大量発生します。なので、卵の塊を見つけたら取り除いてください。葉裏によくついているので、葉の裏側までチェックしましょう。
アブラムシは、飛来してきてそこに住み着き数が増えていきます。シルバーテープなど光が反射するものをおくと寄ってこないので、キラキラするものを設置してみては?アルミホイルを下に敷く方法でもOKです。
芽キャベツの家庭菜園での失敗談
茎がグラついて倒れそう!
植え付けから間もない時期や、風が強く吹いた後などは、根付いたところが緩んでグラつくことがあります。
丈が伸びてくるとダメージも大きいです。
グラついたり、グラつくことが心配になるなら、支柱を立てて紐で結び補助してあげると良いです。
芽かきを忘れて育ちが悪い
最初の芽かきをしなかったり、遅れるとその後の成長に影響を及ぼします。
地面から10㎝以内にできる芽キャベツが大きくなる頃は、まだまだ本体が成長したい時期。本体が成長するためのエネルギーがなくなってしまいます。
なので、地面から10㎝以内の芽は除去をして、上にできる芽キャベツを大きく育てましょう。
芽キャベツを家庭菜園する初心者へアドバイス
芽かきはもったいないと思わず、適切に行う
「せっかくできた芽キャベツをとってしまうのかもったいない」
と思ってしまいますが、潔くとってしまいましょう。
除去した後にできる芽キャベツが大きくなるので、結果収量が増えます。
水やりと追肥は怠らないよう気をつける
水はけが良い土壌を好みますが、水切れになるのも禁物!大きく育てるためには、乾いたらたっぷり水をあげるようにしてください。
肥料切れも、芽キャベツが大きくならない原因になります。また植物自体が弱るので病害虫も発生しやすくなります。
定期的な追肥を忘れずに行いましょう。
まとめ
- 芽キャベツの家庭菜園のコツは、秋に定植し芽かきをして株を大きくすること
- 芽かきと葉かきはタイミングをみて行う
- 追肥と水やりを忘れずに