MTG(7806)の株価は今後どうなるか
- MTG(7806)の株価予想
- MTG(7806)株の買い時
- MTG(7806)の株の分析
- 同業種の銘柄と比較
- まわりの予想
- 総合評価
- 買いを検討してる人へアドバイス
をまとめました。
MTG(7806)の株価予想!今後どうなるか?
MTG(7806)は美容、健康器具・用品を中心にブランド開発を行っている企業です。主力ブランドとしては、美容ローラー等を開発している「ReFa」や、トレーニング・ギアブランド「SIXPAD」があります。
- 2020年9月期通期予想を上方修正
2020年8月7日に発表されたIRによると、2020年9月期通期予想を売上高約25,000百万円、営業損益は約940百万円の赤字、経常損益は約625百万円の赤字に上方修正を行っています。
要因として、新型コロナウイルスの巣ごもり需要を背景とした、ReFa事業のホームエステ用品の強化や、SIXPAD事業のおうちトレーニング製品の売上好調等が要因として挙げられています。 美容品を手掛けていることもあり、外出自粛で経営へのダメージは大きい…と予測されていただけに、上方修正数値にはサプライズ性があったのではないでしょうか。
- 除菌スプレーの発売IRでさらに株価は上向きに!
新ブランド@LIFE(アットライフ)第一弾商品として、水道水から除菌効果の高い除菌液を生成する高機能除菌スプレー「e-3X (イースリーエックス)」が発売するというIRが2020年9月4日にリリースされました。
コロナ禍にドンピシャな製品ということもあり、株価は2020年9月期第3四半期決算後、さらに右肩上がりになりました。
- 販管費の削減に積極的
全社的な構造改革と経費削減の運動により、2020年9月期第3四半期決算では、前年同期比で約44億円の削減に成功しています。人件費に関しても、人事異動による欠員補充で前年同期比約6億円を削減しています。
EC関連銘柄は新型コロナウイルスの巣ごもり需要による売上増が注目されがちですが、こうした販管費の削減策も利益を着実に伸ばしていくために見逃せない要素です。
まだまだ社会情勢がどう変化するかわからない状態です。販管費削減に意欲的である姿勢は株主にとっても安心材料になるでしょう。
MTG(7806)株の買い時
- まずは買ってみるのもアリ
2020年9月期第3四半期決算の結果を受け、黒字転換が期待されるところです。チャートもきれいな右肩上がりで推移しています。2020年11月の通期決算前まで持ち越しても、高値掴みさえしなければ値幅取りが出来るでしょう。
損切ラインだけは明確にしておいて、今の段階で打診買いをしてみるのも良いのではないでしょうか。
MTG(7806)の株の分析【2020年9月30日現在】
株主優待の内容
- 充実のラインナップ
保有株数 | 株式優待の内容 |
---|---|
100株 |
以下のいずれかを選択 (1)ReFa コラーゲンエンリッチ(240mL) ¥4,968(税込) (2)五島の椿 椿酵母せっけん 60g×3個 ¥6,600(税込) (3)SIXPAD フットフィット ひざコラーゲン ¥5,940(税込) |
500株以上 |
以下のいずれかを選択 (1) (2) (3) (4) (5) (6) |
株主優待は100株で約5,000円相当の品、500株で約40,000円もの品をもらえる充実した内容です。
コラーゲンジェル等、女性向け商品が比較的多いイメージです。 500株以上の品物ではフットフィットやパワーローラー等、筋トレグッズも充実しており、男性にも嬉しい優待となっています。
株価指標
- 自己資本比率驚異の82パーセント!
株価 | 目安 |
---|---|
時価総額 | 60,394百万円 |
PBR | 1.87 |
自己資本比率 | 82パーセント |
・時価総額は約600億円台、PBRは1.87倍です。PBRは通常1倍を基準に割高か割安かが判断されますので、やや割高な数値となっています。
・一般的に40パーセント以上なら倒産しにくいとされる自己資本比率ですが、MTG(7806)の自己資本比率は驚異の82パーセントを誇っています!理想的な健全経営と言える点が特徴です。
同業種の銘柄と比較
- 新型コロナウイルスの巣ごもり需要は一時的なものと思っておくこと!
同業他社としては、時価総額が同じ600億円台で、家庭用美容、健康機器メーカーを取り扱うヤーマン(6630)が挙げられます。 ヤーマン(6630)もECを中心とした通販部門が好調に推移しています。
2021年4月期第1四半期決算の決算補足資料によると、新型コロナウイルスによるECの好調は安心できる状況ではないと判断されています。2021年4月期第2四半期以降は顧客ニーズに沿った製品・広告強化を行うようです。
ECを取り扱う企業については、新型コロナウイルスの巣ごもり需要にあぐらをかいていると、同業他社に出し抜かれてしまう可能性が高くなりそうですね。
MTG(7806)株のまわりの予想
- 優待やチャートに期待する声が多い
買い予想の声
MTG株もほしいなってか優待のsixpadがほしい。 pic.twitter.com/YaGcWzujaa
— Gaty (@Goudono1) August 4, 2020
優待目当てで買いたいという人も多そうですね。
MTGは底放れの動き、20年9月期赤字縮小予想で収益改善|日本インタビュ新聞 株式投資情報|https://t.co/9ORma0fA1j #株 #投資 #kabu
— 株式投資情報ツイッター (@mediaircom) September 25, 2020
チャートは短期的には下落基調でしたが、底離れして戻りを試す展開になりそうです。
- 仕手株である可能性がある?
売り予想の声
MTG
どうせ、仕手株
下に振ったときに買う
まさか優待まで持ち続けることになるとは? pic.twitter.com/sm45gvSdJy— やるっつえぶらっきん (@7Y8k3d17SozCE0w) September 17, 2020
買い予想の声が多かったですが、仕手株化しているのでは?と懸念する声もありました。
MTG(7806)の総合評価
健全経営と豊富な優待が強み
通信簿 | |
---|---|
業績 | 〇 |
優待目当て | ◎ |
割安 | △ |
同業種との比較 | 〇 |
将来性 | 〇 |
業績について
- 上方修正、販管費削減、高自己資本比率の3つの躍進点
2020年9月期第3四半期決算での、上方修正、販管費削減、高自己資本比率は好材料と言えるでしょう。特に注目したいのは82パーセントの高い自己資本比率です。
アフターコロナがどのような世の中になるか、景気の冷え込みによる顧客の消費活動がどうなるかは読めません。潤沢な経営資本があることは中長期で保有している株主にとっては、それだけで好材料と言えるでしょう。
優待目当て
- 優待目当てで買うのもあり
看板ブランドであるReFaやSIXPADの商品をもらえるのは、男女ともに嬉しい優待内容と言えるのではないでしょうか。
商品が好みであれば、とりあえず100株だけでも買っておいて寝かせておく投資方法も良い
- でしょう。
割安かどうか
- 指標はやや割高、チャートは右肩上がり
直近のPBR値はやや割高ですが、チャートは中期的には右肩上がりで推移しています。現状では、割高でも割安でも無いといった見方が妥当でしょうか。
同業種との比較
- 時流に乗った製品開発
ホームエステやおうちトレーニング用品の強化をはじめとしたコロナ禍に沿った製品開発力が魅力的な特徴です。
将来性はあるか
- 新規製品がどこまで受け入れられるか
今後、SIXPAD事業では、外出自粛に伴う運動不足解消のため、シニア向けの健康器具販売を戦略として掲げています。 また、ボクシング選手の井上尚弥選手とパートナーシップ契約を結ぶ等、全社的に力を入れていることがうかがえます。社会情勢を見据えた商品開発が商品喚起につながるかどうかが、増収増益の鍵となりそうです。
- 不採算店舗の閉鎖
ポジティブなニュースばかりではなく、新型コロナウイルスの影響で集客減となりうる65店舗が閉鎖予定となっています。これは全店舗のおよそ5割に上る数です。赤字状態が続くグローバル事業の早期黒字化が目的とされていますが、競争力が低下したことも否めない状態にあります。
買いを検討してる人へアドバイス
まずは打診買いもあり
直近では暴落材料もないため、増収増益を見込めるのであれば、押し目でコツコツ買い足していっても良いでしょう。 もしチャートが崩れるようであれば、早めに撤退することも見据えておきましょう。
まとめ
- MTG(7806)は2020年9月期通期予想を上方修正
- 82パーセントの自己資本比率で健全経営、販管費の削減にも意欲的
- コロナ禍に沿った新商品開発に積極的
- 新型コロナウイルスの影響を受け、不採算店舗65店を閉店