エムアップホールディングス(3661)の株価は今後どうなるか

コンサートイメージ



  • エムアップホールディングス(3661)の株価予想
  • エムアップホールディングス(3661)株の買い時
  • エムアップホールディングス(3661)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

エムアップホールディングス(3661)の株価予想!今後どうなるか?

エムアップホールディングス(3661)はアーティストのFC(ファンクラブ)サービスを運営するIT企業です。

2020年9月22時点での株価は3,180円となっています。2020年8月14日に発表された2021年3月期第1四半期決算の決算数値が寄与して、2,200~2,400円のレンジから一時4,000円近くまで上昇しました。現在は調整段階にあるためか、下落基調にあります。

 

 

  • 2021年3月期第1四半期決算では営業利益・経常利益が共に前年同期比100パーセント越え!

直近の決算では、売上高が2,937百万円と前年同期比15.4パーセントとそこまでサプライズ性はありませんでした。

特筆すべきは営業利益・経常利益です。それぞれ、営業利益が288百万円(前年同期比129.0パーセント)、経常利益が310百万円(前年同期比143.1パーセント)と大健闘しています。

 

 

  • EC事業の大幅伸長

新型コロナウイルスの巣ごもり需要によって、EC事業が大幅に伸長しています。中止となった音楽ライブイベントに代わり、販売予定だった商品をeコマースで取り扱うほか、ファンクラブ限定の先行販売を積極的に推進しています。

その結果、第1四半期決算では売上高323百万円(前年同期比179.3パーセント)、セグメント利益236百万円(前年同期比453.4パーセント)と大きな成果を上げています。

 

 

  • オンラインライブ推進で損失をカバー

新型コロナウイルスの影響はもちろん良いことばかりではありません。同社においては、イベント関連銘柄ということもあり、電子チケット事業に関連する収益が落ち込みを見せています。

ただ、プロ野球の公式戦生配信等のライブ配信を積極的に推進することで、損失をカバーする動きもみられています。その結果、電子チケット事業の売上高は209百万円(前年同期比-10.7パーセント)と落ち込みを最小限に抑えることが出来ています。

今後も、オンラインライブ配信の強化は引き続き行われることが予想されます。

 

 

エムアップホールディングス(3661)株の買い時

    • 買うなら次回の決算以降から

株イメージ

決算から一時急騰し、現在はじわじわと下げ基調が続いています。次回決算以降もEC事業が高い利益を上げていけるかは未知数な面もあるため、次回以降の決算数値を見定めてからでも遅くはないと思われます。

 

エムアップホールディングス(3661)の株の分析【2020年9月22日現在】

配当金はいくら?配当利回り

  • 配当金はおまけ程度
株価指標 目安
配当金 1株あたり22.00円
配当利回り 0.69パーセント
配当性向 42.5パーセント

1株当たり配当22.00円で配当利回りは0.69パーセントとなっています。利回りは平均よりも低いので、配当狙いのホルダーは少ないでしょう。あくまでおまけ程度に捉えておく方が良いでしょう。

 

株主優待の内容

      • オリジナルQUOカードがもらえる!
保有株数 株式優待の内容
100株以上

QUOカード500円相当(年2回)

株主優待は年2回500円相当のオリジナルQUOカードがもらえるというものです。値段的価値よりも”オリジナル”という部分に価値がありそうですね。過去にはX JAPANのhideをデザインしたカードを配付したこともあったそうです。

 

株価指標

      • 時価総額はまだ伸びしろあり
株価 目安
時価総額 28,990百万円
PER 51.77
PBR 6.15

 

FCビジネスのリーディングカンパニーとして業績を拡大しています。東証一部上場銘柄でもありますが、時価総額的には300億未満とまだ伸びしろがありそうです。

・PERは51.77、PBRは6.15倍と共に割高感があります。。

 

 

同業種の銘柄と比較

        • マイナーアーティストを多く取り扱うSKIYAKI(3995)がライバル

同じFCサービスを取り扱う銘柄としてSKIYAKI(3995)が挙げられます。

エムアップホールディングスがメジャーアーティストを中心にFC開設を行っているのに対し、SKIYAKIはこれから芽が出そうなマイナーアーティストを多く取り扱っている点に違いがあります。いわゆる青田刈りというやつですね。

同じサービスを取り扱ってはいますが、企業戦略としては異なっていることがうかがえます。堅調さではエムアップホールディングスに軍配が上がりますが、今後の成長性という点では、SKIYAKIも見逃せません。

 

 

ベガコーポレーション(3542)株のまわりの予想

      • 株価の反転に期待

買い予想の声

 

下落が続いていますが、反転しそうという意見も見受けられます。

 

 

      • 下落基調の声が根強い

売り予想の声

 

当面は下落基調が続くと予想されています。直近の動きとしては売り圧力が強いためにSNSでは売り予想の声が比較的多いという結果でした。

 

 

イベント規制緩和を材料出尽くしと捉える動きもあるようです。直近の動きとしては売り圧力が強いためにSNSでは売り予想の声が比較的多いという結果でした。

 

 

エムアップホールディングス(3661)の総合評価

業績の勢いを継続できるかがカギ

  通信簿
業績
配当金目当て
優待目当て
割安 ×
同業種との比較
将来性

業績について

        • 業績は絶好調

新型コロナウイルスによる打撃が懸念されていましたが、結果的には前年同期比から大きく伸長を果たしています。ライブイベント中止をカバーする売上・利益を出せたことは市場へのサプライズ性も高かったと思われます。

 

        • EC事業の利益増を特需で終わらせないかどうかがポイント

今後さらに株価を上げていくためには、EC事業の伸びを停滞させないことがキーとなるでしょう。

「新型コロナウイルスの巣ごもり需要で伸びただけ」という意見も散見されるため、良い意味で予想を裏切ることが出来れば、さらに一段高い水準を目指すことも可能となります。

 

配当金目当ての投資

        • 配当金狙いの投資には向かない

配当利回りは0.69パーセントのため、配当狙いの投資であれば、別の高配当銘柄を狙う方が良いでしょう。

 

優待目当て

                • 値段に見合った価値を求める人には向かない
                • オリジナルQUOカードがもらえる点は嬉しいですが、そもそもどんなデザインのものがもらえるかがわかりません。

                好みでなかった場合は普通のQUOカードとしか利用用途がありません。
                株主優待に株主優待に値段的なお得感を求める方には向かないかもしれません。

割安かどうか

                • 現状は割高な印象が強い

PER値を踏まえると、現状は割高な印象が強いです。チャート的にも下落が続いているため、すぐの手出しは無用と思われます。

 

同業種との比較

                • 手堅く、手早い事業展開

生配信視聴専用アプリ「FanStream」の提供を行うなど、事業展開が手早く、確実に利益が望める点に着手をしています。この手堅さに関しては、同業他社のSKIYAKI(3995)と比較しても、優位に立っていると言えるのではないでしょうか。

 

将来性はあるか

                • FCサービスはストックビジネス

FCサービスはその特性上、乗り換えがされにくいという点から、ストックビジネスの側面が強いです。また、熱量の高いファンは限定グッズの購入・リピート率が高いです。結果的にECの売上にも寄与するため、成長が衰退しにくい点は強みでしょう。

 

                • アプリ化やライブ配信の積極的推進が重要

メジャーアーティストはある程度ファン層が固定化されています。今からファンが激増する可能性は少ないと言えます。

そのため、今後はコロナ禍であっても、既存のファンにいかにコンテンツを届けるかが重要となります。アプリの強化やライブ配信の積極的な展開が望まれるところとなるでしょう。

 

 

買いを検討してる人へアドバイス

買うのであれば次回決算以降

PCイメージ

イベント規制が緩和されましたが、株価は下落基調が続いています。今すぐに買うとなると、どうしてもリスクはつきものです。先々の決算でEC事業がどのように推移していくかを見定めてから入っても遅くはないと思います。

 

 

まとめ

  • ベガコーポレーション(3542)は2021年度3月期第1四半期決算では、前年同期比で売上高161,1パーセント、営業利益10,126パーセントを達成
  • 旗艦店の強化に力を入れており、成長継続中
  • 株価は現在調整段階に入っている