さつまいもの家庭菜園のコツは?
- さつまいもの家庭菜園のコツは?
- さつまいもの育て方の注意点
- さつまいもの家庭菜園での失敗談
- さつまいもを家庭菜園する初心者へアドバイス
をまとめました。
さつまいもの家庭菜園のコツは?
どんなさつまいもを食べいたか想像しよう
さつまいもは、品種が多い野菜です。そのため、食べたい食感で品種を選ぶのが、おすすめです。食感は、
- ほくほく系:鳴門金時、紅あずま等
- ねっとり系:安納芋、紅はるか等
- しっとり系:シルクスイート等
の3種類に大きく分けられます。 でも、育て方に大きな違いはないので、安心です。
植えつけ時期と収穫時期を守ろう
さつまいもは、暑さに強く、寒さに弱い野菜です。発芽気温は、20℃~30℃です。生育気温は、25℃~30℃と高めです。
5月~6月の期間で、梅雨入り前の暖かい日に、植えつけましょう。
また、さつまいもの収穫目安は、植えつけ後の120日~140日程度となります。さつまいもは、低温になるとくさります。そのため、10月初旬から霜が降る前までに収穫しましょう。
20cm~30cmの高畝にしよう
周囲の土より高く作ったベッドを、畝と言います。畝を高くすることで、排水力が高まり、水はけが良くなります。
一般的な野菜は、畝の高さが10cm~15cmの平畝です。 でも、さつまいもは他の野菜より、水はけを好みます。そのため、高畝での栽培となります。
苗を植える前に水をかけよう
さつまいも苗の植え付けで、殆ど人がやらない作業。
根出し作業。
根出し作業してから、苗を植えると、確実に活着するし、活着早いのです。
殆どの人は、この作業をせずに、さつまいも苗を植えるので、活着しなかったりで、結果、苗が枯れるとかが、起きています。
根出し作業は、やりましょう。 pic.twitter.com/PLS9Omsxls
— 焼き芋大好き (@5WVwTWr5EtrUYZh) May 18, 2022
さつまいもの苗は、根がない状態で植えると、成長に時間がかかります。苗を活着させるためには、苗を水につけます。根が出てから、苗を植えるようにしましょう。
黒マルチを使おう
畑の畝を、ビニールシート等で覆うことを、マルチと言います。マルチには、種類があります。黒マルチは、主に雑草の抑制効果と、地温の上昇効果が高いです。
さつまいもが成長するためには、雑草対策と防寒対策が必要不可欠です。黒マルチを使うことで、光を通さなくして雑草が生えるのを防ぎ、地温も温めます。そのため、さつまいもの成長を促します。
数と大きさどちらを優先するか決めよう
さつまいもは、植えつけ方法によって収穫できる数と大きさが変わります。植えつけ方法は、
- 水平:量は多く小さい
- 斜め:活着しやすい
- 垂直:量は少なく大きい
の3つの方法があります。数を優先するか、1つ1つの大きさを優先するかを決めましょう。 どんな植えつけ方法でも、苗は2節~3節土に埋めるようにしましょう。
さつまいもの育て方の注意点
つるは土につかないようにつる返しを
#さつまいも のつる返し#つる返し をしないと
あっちにもこっちにも芋が誕生します🍠太らせたい芋が太れません
↓↓↓ブヒ(๑•🐽•๑)ブヒ https://t.co/h25fC02shU pic.twitter.com/GzmImrqCaCつるをひっくり返して、つるの節から出た根(不定根)を切るつる返しを行うことで、さつまいもに栄養を与えます。
— みやぎっ子 食・農くらぶ!! 食育・農育団体 (@miyagi_ko_syoku) August 25, 2021
さつまいものつるの節が土につくと、新たに根っこを生み出そうとします。根っこが増えると、栄養が分散してしまいます。さつまいもが大きくならないため、つる返しは定期的に行いましょう。
水やりは表面が乾いてから
さつまいもが根を張るまでは、定期的に水やりが必要です。 でも、根を張ってからの定期的な水やりは、くさったり病気になったりします。 毎日の水やりは、必要ありません。水やりは、土の表面が乾いている時に、あげましょう。
肥料は少なめに
一般的な野菜は、肥料を与えれば実は大きくなります。 でも、さつまいもは別です。特に、葉や茎を成長させる窒素の肥料が多いと、大きくなりません。 肥料は少なめにしましょう。前作の野菜後に育てるなら、肥料はなくて問題ありません。
さつまいもの家庭菜園での失敗談
- 味がおいしくない
さつまいもは、初心者でも育てやすいです。家庭菜園を始めるのに、おすすめの野菜です。 でも、比較的長い栽培期間になります。そのため、収穫タイミングを見逃しがちです。 収穫が遅れていくと、いもが大きくなり味も落ちていくので、収穫時期は忘れずに守りましょう。葉や茎が黄色くなり始めたら、収穫の合図です。
- くさってしまう
さつまいもがくさることは、よくあります。よくあるパターンが、
- 地温が9℃を下回る時
- 水をあげすぎる時
- 土が湿った状態で収穫する時
にくさります。栽培期間を守り、水の与えすぎに注意しましょう。 収穫は、晴れの日が続く日にしましょう。
- いもが大きくならない
いもが大きくならず、つるぼけになることもよくあります。よくあるパターンが、
- 窒素を含んだ肥料を多くあげている時
- つる返しを忘れてしまった時
- 水はけが悪い時
に大きくなりません。大きないもにするためには、さつまいものつるの節が、地面についていないかを定期的に確認しましょう。 また、肥料は控えるようにしましょう。
さつまいもを家庭菜園する初心者へアドバイス
丈夫な苗を選ぼう
苗を選ぶポイントは、葉の色がよく厚みがあり、葉が5枚以上で茎が太い苗を選びましょう。
成長する姿をイメージしよう
さつまいものつるは、収穫に向けてどんどん大きく広がっていきます。家庭菜園では、さつまいもの他にも野菜を作っていることが多いですよね。日当たりが悪くなるので、成長する姿をイメージしてから植えつけましょう。
時間が取れない場合はプランター栽培してみよう
さつまいもにつる返しは、必ず必要な作業です。 でも、定期的につる返しができない人も多いですよね。つる返しする時間が中々取れない場合は、プランター栽培から始めましょう。つるの節が土につかないプランターでの栽培なら、つる返しをする必要はありません。
さつまいもは、地中にいもを作ります。そのため、プランターはなるべく深型で、大きいサイズを選びましょう。
また、さつまいもは陽性植物です。一般的に、太陽の光が6時間以上当たるところを、好みます。そのため、プランターでもなるべく、日当たりがいい場所で育てましょう。さつまいもを始め、野菜は日当たりで収穫量が大きく変わってきます。
家庭菜園で5月に植えたさつまいもを収穫 やっぱり日当たりによってだいぶ差が出たなぁ
半日陰←日光→日向#さつまいも pic.twitter.com/peIMVfPdxf— 流 慧一 (@umegamigorou) October 15, 2022
さつまいもをプランターで栽培している人は多いです。プランターでも十分大きないもを育てられるので、安心して下さい。
【おイモ収穫しました📢】
本日きよすみ農園のプランターで初めてのさつまいも収穫。小さいプランターなのに30㎝級のがたくさん収穫できました!!自慢させてください!! °˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖° pic.twitter.com/hf5sOCftJf— 清澄炯一 kiyosumi keiichi🌵🌸マンガTOP「ヤミナベ」連載中 (@kiyopiyo_) December 8, 2019
おはようございます恵庭市のまなべ整骨院です。
とったぞ🍁さつまいも🍠収穫です。
プランターで栽培。いい感じです。
美味しく頂かせて頂きます😄#家庭菜園#恵庭市整骨院#恵庭Twitter会 pic.twitter.com/88QxNkwFtL
— まなべ整骨院 (@manaseikotuin) October 27, 2022
まとめ
- さつまいもの家庭菜園の育て方は、畝を高くして黒マルチを張ること
- つる返しは週に1度行う
- 雨が降った週は水をあげない
- つる返しする時間が取れない場合はプランター栽培がおすすめ