コマツナの家庭菜園のコツは?
- コマツナの育て方の注意点
- コマツナの家庭菜園での失敗談
- コマツナを家庭菜園する初心者へのアドバイス
をまとめました。
コマツナの家庭菜園のコツは?
種まき
種まき方法
土に深さ1センチ程度の溝を作り、そこに種をパラパラと播いて軽く土をかぶせます。種まき後は、たっぷりと水やりをしてください。芽が出るまでは、土が乾かないよう注意しておきましょう。
コマツナ栽培は秋がおすすめ
コマツナは暑さ寒さに比較的強い作物で、真冬を除けばほぼ年中、栽培が可能です。しかし、真夏は日除け、冬は保温が必要ですし、春はアブラムシなどの害虫が付きやすい季節です。手間や害虫のことを考えれば秋の栽培が最も簡単だと言えるでしょう。
タイミングを分けるのもおすすめ
コマツナは比較的短い期間で収穫できる一方、成長し過ぎると味が悪くなります。一度にたくさん育てるよりも、1〜2週間の間隔を空けて、何度かに分けて種まきを行う方が、長い期間収穫を楽しめますよ。
間引き
1回目の間引き
種まきから数日で、芽が出てきます。本葉が1〜2枚のタイミングで、株間が3センチ程度になるよう間引きしましょう。
頑張って芽を出したのに摘んでしまうのはかわいそうな気もしますが、大きく株を育てるためには必要な作業です。間引きした葉も食べられますので、ありがたく頂きましょう。
2回目の間引き
株がさらに成長し、本葉が3〜4枚程度のタイミングで、株間6センチ程度になるよう間引きします。1回目の間引きから、さらに半分程度の数になります。
肥料を与える
元肥はしっかりと
コマツナは葉を食べる野菜なので、土中の窒素分が重要です。種まきの前に、野菜用の肥料を用法に従い土に混ぜておきましょう。
追肥は適度に
追肥は2回目の間引きのタイミングで行います。ただ、コマツナは肥料が効き過ぎるとエグみが出てしまうので、生育が良く、葉が青々としっかりしている場合は、追肥を控えるか量を少なくしましょう。
コマツナの育て方の注意点
害虫対策
春から夏にかけては防虫ネットで対策を
コマツナはキャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の植物で、人間が美味しく頂ける一方で、虫たちの食害にも遭いやすい作物です。虫が多い春から夏の栽培では、防虫ネットで害虫から守る必要があります。
秋口の栽培でも、気候によっては虫が発生する可能性がありますので、葉の様子を時々チェックしてください。
水やりの方法
水の与えすぎに注意
地植えの場合、水やりはそれほど必要ありませんが、雨の降らない日が続くような時は適宜水やりをしましょう。プランターの場合は、土が乾いたらたっぷりと与えましょう。
逆に土が常に湿った状態では、病気にかかりやすくなるため、水の与えすぎには注意してください。
水やりは朝に行う
真夏の日中に水を与えると、水が高温になり株や土中の微生物がダメージを受け、最悪の場合枯れてしまいます。水やりは毎日、早朝に行うようにしましょう。
コマツナの家庭菜園での失敗談
虫食い
虫の多い季節は、どうしても一部の葉が食べられてしまうことがあります。防虫ネットをしていても、隙間が出来ていたり、ネットを設置する前に中に虫が入っていることもあり、完全に防げるわけではありません。やはり、葉に虫が付いていないか、虫食いの跡が無いか等を時々チェックする必要があります。
おいしくない
コマツナは収穫のタイミングが遅れると、葉がかたくなり、味にもエグみが出て、おいしくなくなります。草丈が25センチ程度になるまでに収穫するのがおすすめです。特にジュースに使う場合などは、若い葉の方が舌触りや風味が良く、おいしいですよ。
コマツナを家庭菜園する初心者へのアドバイス
日々のお世話と観察が大切
コマツナはほぼ1年中育てられる、初心者向きの野菜です。比較的簡単に育てられますが、葉を食べる野菜なので、害虫に対する注意は必要だという点を忘れないようにしてください。
再生野菜に挑戦しても面白い
コマツナを料理に使う際に切り落とした根本部分を水に浸けておくと、葉と根が伸びてきます。伸びた葉は食べられますし、根が出たものは土に植えると大きくなります。生命力を感じる再生野菜にも、興味があればチャレンジしてみてくださいね。
ほぼ1年中作れて、使い勝手の良い野菜
コマツナはおひたし、お味噌汁、炒め物、ジュースなど多様な料理に使えるので、使いたい時に家庭菜園で収穫できると便利ですよ。それほど手間の掛からない野菜なので、思い立ったら是非栽培を始めてみてください。
ただし、真夏は日除け、真冬の間は防寒対策を忘れないようにしてください。
まとめ
- 家庭菜園でのコマツナの育て方のポイントは、元肥、間引き、虫除け
- ほぼ1年中育てられるので、思い立ったらチャレンジしてみよう
- 種まきのタイミングをずらせば、長い期間収穫できる