ミズナの家庭菜園のコツは?
- ミズナの家庭菜園のコツは?
- ミズナの育て方の注意点
- ミズナの家庭菜園での失敗談
- ミズナを家庭菜園する初心者へアドバイス
をまとめました。
ミズナの家庭菜園のコツは?
栽培の前に、ミズナの特徴を理解する
栽培を始める前に、ミズナの特徴を調べましょう。
ミズナの特徴は、
- アブラナ科の葉物野菜
- 種からの栽培が一般的
- 種まきから収穫まで1か月程度
- 種まき後3~4日で発芽
- 生育温度は10~25℃
栽培時期は、
- 1年を通して栽培可能
- 害虫がつきにくい、秋まきがおすすめ
- 冬は防寒対策が必要
1年を通して、栽培可能ですが、真夏は避けましょう。種まきから収穫までの期間が短く、ぜひ挑戦したい野菜の一つです。
地域にもよりますが、気温が低くなると、生育スピードが遅くなります。冬は防寒対策をしましょう。
畑作りは、害虫が隠れていないか、確認しながら行う
植え付け二週間前から、畑作りを行いましょう。
- 二週間前に、苦土石灰をまき、よく耕す
- 一週間前に、化成肥料と堆肥をまく
- 高さ10cm程度の畝を作る
土壌にイモムシが潜っているかもしれません。害虫被害を未然に防ぐためにも、確認しながら土作りを行いましょう。
種まきは すじまき
ミズナの種は すじまきで、まきます。
すじまきとは、1mm~2mm程の小さな種を、一列にまいていく方法です。
1.支柱など細い棒を土に押し当てて、溝を作る
2.溝に沿って、一列に種をまく
3.土をかぶせ、軽く押さえる
種まきが終わったら、水やりをし、防虫ネットを張りましょう。
間引き、土寄せは2回
間引き、土寄せは、同じタイミングで2回行いましょう。
間引きの、タイミングは、
1.本葉1~2枚のとき、間隔3cmになるように間引く
2.本葉3~4枚のとき、間隔5cmになるように間引く
大株にする場合は、間引きの間隔を、最終的に30cmにしましょう。
生育の良い苗を、残していくイメージで、間引きます。間引き後に、肥料を与え、土寄せを行います。土寄せが足りないと、伸びた茎がぐらつき、風や水やりの際に、倒れてしまいます。長く伸びた茎に、土を寄せていくイメージで、しっかり行いましょう。
間引いた苗は、とても柔らかく、美味しく食べることができます。土が付着した根を、先にハサミで切ってから、水洗いしましょう。土が水の中で広がらず、調理がしやすくなります。
収穫は、草丈20~30cm
草丈が20~30cm、大株は30cm以上になれば、収穫適期。根ごと引き抜いて、収穫します。
冬を越して春を迎えるころ、ミズナはとう立ちして、花が咲き始めます。とう立ちすると、葉が徐々に硬くなります。収穫適期を逃さないように、注意しましょう。
ミズナの育て方の注意点
水管理
生育初期は、たっぷり水やりをします。水量が強すぎると、種や、発芽して間もない小さな苗が、流されてしまいます。ジョウロや、水やりホースの先を、シャワーに替えて、優しく水やりを行いましょう。また、生育後半の、水のやり過ぎに注意しましょう。草丈が、大きくなると、葉に泥が付着しやすく、病気の原因にもなります。
害虫
ミズナは、葉物野菜の中では、病害虫に強い野菜。しかし、肥料を与えすぎると、アブラムシを寄せ付けることになるので、注意が必要です。種まき直後から、防虫ネットを、使用することをおすすめします。
特に、注意が必要な害虫は、
- ヨトウムシ
- コナガ
- アブラムシ
特に、ヨトウムシの幼虫は、注意が必要です。ヨトウムシの幼虫は、日中は土の中で過ごします。夜になると活発に動き出し、作物を食害します。小さなうちはアオムシと、見た目は変わりません。しかし、少し成長すると、灰色で太めのイモムシになります。食欲が旺盛で、あっという間に、全体を食べ尽くします。見つけしだい、捕殺しましょう。
連作障害
ミズナは、連作障害が出ることがある野菜。同じ場所で栽培し続けると、土壌養分のバランスが崩れ、生育に影響が出ます。連作障害を避けるため、栽培間隔を1~2年あけることを、おすすめします。プランター栽培の場合は、数回育てて、生育が悪くなったら、土を入れ替えると良いでしょう。
ミズナの家庭菜園での失敗談
- 害虫被害
ショック😭ミズナにハクサイダニだ〜
駆逐できたと思ってたんだけどな。#家庭菜園#ハクサイダニ#ミズナ pic.twitter.com/6S06RjsYBQ— say (@freefestival32) February 28, 2022
ミズナは、害虫被害が、比較的少ない野菜です。しかし、対策は必要です。
害虫対策のポイントは、
- 見つけしだい、取り除く
- 防虫ネットを使用する
- 農薬を使う
- コンパニオンプランツをそばに植える
コンパニオンプランツとは、近距離で一緒に栽培することで、病害虫を抑制したり、成長を助け、互いに良い影響を与える植物のことです。
ミズナと相性の良いコンパニオンプランツは、
- リーフレタス
- ニラ
- シュンギク
おすすめは、リーフレタス。キク科の植物で、独特の香りによって、害虫が寄り付くのを、抑える効果があります。同じキク科の、シュンギクもおすすめです。
- 大きく育たない
ミズナの生育温度は15℃~25℃。気温が低いと、大きく育たないことがあります。栽培に適した時期は、害虫被害が少ない、9月~11月頃。冬の寒い時期は、トンネルで覆って、防寒対策をしましょう。防虫ネットを、トンネル状に掛けておくだけでも、効果があります。また、適度な土寄せも必要です。根元にしっかり土を寄せて、成長を促しましょう。
ミズナを家庭菜園する初心者へアドバイス
プランター栽培から始める
畑で育てるのに比べ、栽培管理がしやすく、初心者におすすめです。防虫ネットで覆っておけば、害虫被害も、比較的少なく済みます。
プランター栽培のポイントは、
- 使用するプランターは、深さ15cm以上のもの
- 肥料切れ、水切れに注意
- 追肥は、化成肥料大さじ1杯程度が目安
葉の色が緑色で、いきいきしているときは、追肥の必要はありません。肥料の量は、栽培規模にもよりますが、化成肥料大さじ1杯程度を目安にしましょう。
とう立ちしても食べられる
成長したミズナを、収穫せずに放置しておくと、とう立ちして、花が咲くことがあります。とう立ちとは、低温で一定期間過ごし、暖かくなると、花芽のついた茎が、伸びてくる状態のことです。冬を越した後の春先、アブラナ科の植物によく見かけます。
ミズナは、とう立ちすると、葉が徐々に硬くなります。しかし、蕾は美味しく食べることができます。茎の柔らかい部分は、折って、お浸し、お味噌汁、漬物にして、食べることができます。花が咲ききってしまうと、味が落ちるので、収穫するタイミングに注意しましょう。
他の葉物野菜に挑戦
ミズナの栽培に成功したら、他の葉物野菜の栽培にも、挑戦してみましょう。
- コマツナ
- チンゲンサイ
- ミックスレタス
- サラダナ
基本的な栽培手順は、ミズナと同じです。しかし、品種によって、栽培時期や生育温度が、少しずつ異なります。事前に確認してから栽培するようにしましょう。
まとめ
- ミズナの家庭菜園のコツは、2回の間引きと土寄せ
- 水やりは、生育前半は多め、生育後半は控えめに
- 冬は、トンネルを張って防寒対策
- 初心者は栽培管理がしやすい、プランター栽培がおすすめ