グラフィックス1



注文住宅づくりが面倒

  • 注文住宅づくりで面倒なこと
  • 注文住宅づくりで疲れたと思った内容
  • 注文住宅で大変な思いをした例
  • 注文住宅をストレスなく建てるコツ

をまとめました。

 

注文住宅づくりで面倒なこと

理想の家を言葉にすることが意外と難しい

グラフィックス2

自分がイメージする家の間取り
具体的な生活空間の要望

など、実際、頭ではイメージできても、具体的な言葉で伝わることは、意外と難しいです。

そのため、実際に出来上がってみて、

「こんなはずじゃなかったのに・・・」

って声も多いんですね。

全部、自分でリサーチが必要

  • 床材
  • 設備
  • オプションの詳細

など、自分で調べないと、ハウスメーカーの言いなりで、建売住宅と同じ仕様に。

家の雰囲気は、小さな備品一つ一つから生み出されます。

こだわればこだわるだけ、リサーチに時間がかかるって点は頭に入れておきたいですね。

凝りすぎないよう、ブレーキをかける役目がいると、バランスよく進められそうですね。

 

間取りや工法についての勉強

注文住宅は、黙っていれば、いつの間にか建ててもらえる訳ではありません。

備品の手配を自分でするなど、施主の参加が求められます。

施主の仕事はたくさんあります。
リサーチ係と財布の紐係を、夫婦で分担することも大切です。

 

リアルな費用の把握

どんどん予算が上がっていくのを抑える、冷静な目も必要です。

最初の見積もりのままのイメージでいたら、最終的な請求段階で、ビックリするような大きな額になります。

打ち合わせ前に、

  • どの程度が予算内か
  • 追加するなら、いくらまでか

を決めておくと、予算オーバーすることがなくなります。

 

注文住宅づくりで疲れたと思った3つの内容

  • 注文住宅を訪問する番組から、情報を集めた

グラフィックス3
私は、マンション住まいしか経験がなかったので、住宅の素材や間取りについて、全く知識がありませんでした。

勉強のために、注文住宅を訪問する番組を1年以上視聴し、気になったことを書き留めました。

  • 家の雰囲気
  • 床材の種類
  • 設計事務所の名前

などです。

 

  • 設計事務所のホームページを、定期的にチェック

完成した新しい住宅の、オープンハウス情報が得られるからです。

最終的に20軒くらいのオープンハウスに参加しました。

オープンハウスでは、次のような情報を得られます。

  • 間取りの工夫
  • 各箇所の材質
  • 換気扇やお風呂
  • デザイン性の高い商品のメーカー名

などです。

 

  • ショールームの見学へ、ひたすら行った

使い勝手が自分たちの希望に即しているか、金額は妥当かなど、
各社のショールームを訪問しました。

  • システムキッチン
  • バスタブ
  • トイレ
  • カーテン

など、あらゆるショールームです。

ショールームでは、現物に触れて、サイズ感や、使い勝手を確認しました。

 

  • 注文住宅の情報を整理した

集めた情報をもとに、建築家との面談で、正確に伝えられるような資料を作成しました。

建築学部の教授のような、著名な建築家は、施主の意見をあまり受け入れてくれない場合もあります。

また、設計上の理由があって、決定事項として提案された商品の場合もあります。

希望を伝える際は、むやみに強気にならないよう、心がけましょう。

 

注文住宅で大変な思いをした例

外壁が違う!

グラフィックス4



金属板の外壁には、色々な種類と色があります。

私たちは、黒の外壁を希望していました。

そして設計事務所でサンプルを見ながら、理想的な製品を選びました。

ところが、やはり現場の見学に行ったとき、びっくりすることが起きていました。

サンプルとは違う外壁を、職人さんが次から次へ貼り付けている姿を見たのです。

私たちは慌てて設計事務所に連絡し、作業を止めてもらいました。

作業を止めるということは、工務店の作業員の方にとって、今日の仕事がなくなってしまうということになります。

同じ色でも、全く質感が異なる製品です。

大変心苦しかったのですが、作業を止めてもらい、後日貼り直してもらいました。

原因は、設計事務所から工務店へ、製品情報を連絡する際のミスだったようです。

やはり、発生した費用は、施主に請求されませんでした。

 

施主支給品が届かない!

自分たちで輸入家具屋さんに注文した照明が、なかなか納入されず、ヤキモキすることがありました。

幸いなことに、電気工事には間に合いました。

注文住宅の建設をレポートしているブログを見ると、よくあるトラブルのようです。

また、災害でガラス工場が被災し、当初の予定と違う仕様の窓ガラスを設置することになった家も、見学したオープンハウスの中にはありました。

 

台所のシンクがカクカク

建築家の方が、何気なくパソコンで描いた台所のシンクの角が、なんと角ばっていました。

キッチンを製造する会社は、素直に図面に従って、角ばったシンクを製作してしまいました。
そして私たちは出来上がりを事前に確認できず、納入されてしまったというトラブルがありました。

私たちは、建設中に現場を見学したときに気がつきました。

溶接箇所が見える、まるで小学校の手洗い場のようなシンクを見て、私たちはびっくりしました。

設計図の角が丸ければ、通常の家庭のシンクのように、滑らかな角に作ったのに…と、
現場の方は不服そうでした。

私たち施主は素人なので、図面だけで出来上がりを想像できません。

私たちに原因があるとは思えませんでした。

そして、今設置されている台所は受け入れられないと、強く主張しました。

結果として、無理を言って撤去してもらい、再製作してもらいました。

再製作にかかった費用は、図面作成を担当していた設計事務所に負担していただきました。

 

注文住宅をストレスなく建てるコツ

デッドラインをギリギリに決めない

グラフィックス5

家を買うことは、一生に一度あるかないかの、大きな決断です。

工事完成日が厳密に決まらないと、役所の手続き上、間に合わないから困っている…
というトラブルを聞いたことがあります。

  • 消費税増税の前に…
  • 子どもの就学の前に…

遅れてはいけない状況で、注文住宅を建て始めるのはリスクが高いと言えます。

理想の家づくりを手伝ってくれる設計事務所に出会うまで
様々な素材を確認して、決定するまで
ショールームなどを見学し、十分な知識を得るまで

…などなど、施主が勉強することは山ほどあります。その一方で、

  • 注文した商品が間に合わない
  • 天候不良が続いて、工務店の作業が遅れてしまう

…などのトラブルは、非常によく発生してしまうのです。

こだわりを優先するか、期日を優先するか、選択を迫られる可能性があるのです。

 

リサーチを趣味にする

もともと建築畑でお仕事をしてきた方でもない限り、設計事務所の作品を、詳しく知っている人は少ないでしょう。

自分と家族の理想とする家はどのようなものか明確にする
それを実現してくれる業者
設備
家具家電

のリサーチ…などなど、施主が調べることは、山ほどあります。

億劫に感じる方は、ハウスメーカーの標準設計にするか、部分的に、仕様変更してもらうことをお勧めします。

リサーチすればするほど楽しい!
きちんと整理して人に伝える作業が楽しい!

と思えるようになるのが理想です。

 

こだわりは予算オーバーの元、土地を安く抑えよう

注文住宅を建てる人は、あちらこちらにこだわりを発揮します。

そのため、小さな備品から少しずつ予算を超えてしまうことが、とても多いと伺いました。

だんだんそれが当たり前になってしまい、最終的にかなり予算オーバーになってしまう傾向にあると、様々なオープンハウスで教えてもらいました。

前もって建物で予算オーバーすると見込んで、なるべく土地の購入価格を抑えましょう。

立地条件を譲れなかった施主さんの例もありました。
その人は、せっかくの注文住宅なのに、建物に予算を割けませんでした。

  • どうせ買えないから…
  • 一番安いものを…

という前提条件があると、リサーチを楽しむこともできません。

 

まとめ

  • 膨大なリサーチが必要です。
  • 色々な場所を見学する必要があります。
  • 建設中も目が離せません。
  • 予算をオーバーしがち