注文住宅づくりが面倒
- 注文住宅づくりで面倒なこと
- 注文住宅づくりで疲れたと思った内容
- 注文住宅で大変な思いをした例
- 注文住宅をストレスなく建てるコツ
をまとめました。
注文住宅づくりで面倒なこと
理想の家を言葉にすることが意外と難しい
自分がイメージする家の間取り
具体的な生活空間の要望
など、実際、頭ではイメージできても、具体的な言葉で伝わることは、意外と難しいです。
そのため、実際に出来上がってみて、
「こんなはずじゃなかったのに・・・」
って声も多いんですね。
全部、自分でリサーチが必要
- 床材
- 設備
- オプションの詳細
など、自分で調べないと、ハウスメーカーの言いなりで、建売住宅と同じ仕様に。
家の雰囲気は、小さな備品一つ一つから生み出されます。
こだわればこだわるだけ、リサーチに時間がかかるって点は頭に入れておきたいですね。
凝りすぎないよう、ブレーキをかける役目がいると、バランスよく進められそうですね。
間取りや工法についての勉強
注文住宅は、黙っていれば、いつの間にか建ててもらえる訳ではありません。
備品の手配を自分でするなど、施主の参加が求められます。
施主の仕事はたくさんあります。
リサーチ係と財布の紐係を、夫婦で分担することも大切です。
リアルな費用の把握
どんどん予算が上がっていくのを抑える、冷静な目も必要です。
最初の見積もりのままのイメージでいたら、最終的な請求段階で、ビックリするような大きな額になります。
打ち合わせ前に、
- どの程度が予算内か
- 追加するなら、いくらまでか
を決めておくと、予算オーバーすることがなくなります。
注文住宅づくりで疲れたと思った3つの内容
- 注文住宅を訪問する番組から、情報を集めた
私は、マンション住まいしか経験がなかったので、住宅の素材や間取りについて、全く知識がありませんでした。
勉強のために、注文住宅を訪問する番組を1年以上視聴し、気になったことを書き留めました。
- 家の雰囲気
- 床材の種類
- 設計事務所の名前
などです。
- 設計事務所のホームページを、定期的にチェック
完成した新しい住宅の、オープンハウス情報が得られるからです。
最終的に20軒くらいのオープンハウスに参加しました。
オープンハウスでは、次のような情報を得られます。
- 間取りの工夫
- 各箇所の材質
- 換気扇やお風呂
- デザイン性の高い商品のメーカー名
などです。
- ショールームの見学へ、ひたすら行った
使い勝手が自分たちの希望に即しているか、金額は妥当かなど、
各社のショールームを訪問しました。
- システムキッチン
- バスタブ
- トイレ
- 窓
- カーテン
など、あらゆるショールームです。
ショールームでは、現物に触れて、サイズ感や、使い勝手を確認しました。
- 注文住宅の情報を整理した
集めた情報をもとに、建築家との面談で、正確に伝えられるような資料を作成しました。
建築学部の教授のような、著名な建築家は、施主の意見をあまり受け入れてくれない場合もあります。
また、設計上の理由があって、決定事項として提案された商品の場合もあります。
希望を伝える際は、むやみに強気にならないよう、心がけましょう。
注文住宅で大変な思いをした例
外壁が違う!
金属板の外壁には、色々な種類と色があります。
私たちは、黒の外壁を希望していました。
そして設計事務所でサンプルを見ながら、理想的な製品を選びました。
ところが、やはり現場の見学に行ったとき、びっくりすることが起きていました。
サンプルとは違う外壁を、職人さんが次から次へ貼り付けている姿を見たのです。
私たちは慌てて設計事務所に連絡し、作業を止めてもらいました。
作業を止めるということは、工務店の作業員の方にとって、今日の仕事がなくなってしまうということになります。
同じ色でも、全く質感が異なる製品です。
大変心苦しかったのですが、作業を止めてもらい、後日貼り直してもらいました。
原因は、設計事務所から工務店へ、製品情報を連絡する際のミスだったようです。
やはり、発生した費用は、施主に請求されませんでした。
施主支給品が届かない!
自分たちで輸入家具屋さんに注文した照明が、なかなか納入されず、ヤキモキすることがありました。
幸いなことに、電気工事には間に合いました。
注文住宅の建設をレポートしているブログを見ると、よくあるトラブルのようです。
また、災害でガラス工場が被災し、当初の予定と違う仕様の窓ガラスを設置することになった家も、見学したオープンハウスの中にはありました。
台所のシンクがカクカク
建築家の方が、何気なくパソコンで描いた台所のシンクの角が、なんと角ばっていました。
キッチンを製造する会社は、素直に図面に従って、角ばったシンクを製作してしまいました。
そして私たちは出来上がりを事前に確認できず、納入されてしまったというトラブルがありました。
私たちは、建設中に現場を見学したときに気がつきました。
溶接箇所が見える、まるで小学校の手洗い場のようなシンクを見て、私たちはびっくりしました。
設計図の角が丸ければ、通常の家庭のシンクのように、滑らかな角に作ったのに…と、
現場の方は不服そうでした。
私たち施主は素人なので、図面だけで出来上がりを想像できません。
私たちに原因があるとは思えませんでした。
そして、今設置されている台所は受け入れられないと、強く主張しました。
結果として、無理を言って撤去してもらい、再製作してもらいました。
再製作にかかった費用は、図面作成を担当していた設計事務所に負担していただきました。
注文住宅をストレスなく建てるコツ
デッドラインをギリギリに決めない
家を買うことは、一生に一度あるかないかの、大きな決断です。
工事完成日が厳密に決まらないと、役所の手続き上、間に合わないから困っている…
というトラブルを聞いたことがあります。
- 消費税増税の前に…
- 子どもの就学の前に…
遅れてはいけない状況で、注文住宅を建て始めるのはリスクが高いと言えます。
理想の家づくりを手伝ってくれる設計事務所に出会うまで
様々な素材を確認して、決定するまで
ショールームなどを見学し、十分な知識を得るまで
…などなど、施主が勉強することは山ほどあります。その一方で、
- 注文した商品が間に合わない
- 天候不良が続いて、工務店の作業が遅れてしまう
…などのトラブルは、非常によく発生してしまうのです。
こだわりを優先するか、期日を優先するか、選択を迫られる可能性があるのです。
リサーチを趣味にする
もともと建築畑でお仕事をしてきた方でもない限り、設計事務所の作品を、詳しく知っている人は少ないでしょう。
自分と家族の理想とする家はどのようなものか明確にする
それを実現してくれる業者
設備
家具家電
のリサーチ…などなど、施主が調べることは、山ほどあります。
億劫に感じる方は、ハウスメーカーの標準設計にするか、部分的に、仕様変更してもらうことをお勧めします。
リサーチすればするほど楽しい!
きちんと整理して人に伝える作業が楽しい!
と思えるようになるのが理想です。
こだわりは予算オーバーの元、土地を安く抑えよう
注文住宅を建てる人は、あちらこちらにこだわりを発揮します。
そのため、小さな備品から少しずつ予算を超えてしまうことが、とても多いと伺いました。
だんだんそれが当たり前になってしまい、最終的にかなり予算オーバーになってしまう傾向にあると、様々なオープンハウスで教えてもらいました。
前もって建物で予算オーバーすると見込んで、なるべく土地の購入価格を抑えましょう。
立地条件を譲れなかった施主さんの例もありました。
その人は、せっかくの注文住宅なのに、建物に予算を割けませんでした。
- どうせ買えないから…
- 一番安いものを…
という前提条件があると、リサーチを楽しむこともできません。
まとめ
- 膨大なリサーチが必要です。
- 色々な場所を見学する必要があります。
- 建設中も目が離せません。
- 予算をオーバーしがち