株と債券、投資するならどっちがいい?
- 株式投資のメリットデメリット
- 債券投資のメリットデメリット
- 株式投資が向いてる人
- 債券投資が向いてる人
をまとめました。
株と債券の違いをわかりやすく説明
株式と債券と投資家は下図のような関係です。
株式→投資家が企業にお金を出資する。
債券→投資家が企業にお金を貸す。
ということです。
株式は購入した価格から上がれば「利益」、下がれば「損」になります。

債券は満期まで持てば、元本は返ってきます。
その間の利息を利益として受け取ります。
債券の価格は満期までは動いているので、 途中換金した場合、損する事も、得する事もあります。

- 株と債券、投資するならどっちがいい?
短期投資するなら株式。
長期投資するなら債券。がおすすめです。
しかし、厳密には株式と債券は同じ投資でも種類が全く違い、どちらがいいとは一概に言えません。
お金の価値感がそれぞれ違うように、投資のスタイルも様々です。
それぞれのメリット、デメリットから自分の価値観に当てはめて考えてみましょう。

株式投資のメリットデメリット
メリットはハイリターン
1日で大きな利益が出る事もある!
1,000円で購入した株式が数日で5,000円になることも。
ただし1日の取引には値幅制限があるのでぐに100倍などにはなりません。

配当金や株主優待制度があるメリット
株式を所有すると株主になれます!
- 株主になる条件は、
株主の権利を確定する日、(=「権利付き日」)に株式を保有していること。
そうすれば「配当金」「株主優待」制度が受けられます。
「配当金」
株式を持っているだけで配当金がもらえます!
配当金は企業が売り上げた売り上げの一部を株主に還元するものです。
高配当銘柄を見つけるもの楽しいですね。

「株主優待」
商品や商品券などの株主優待がもらえます!
例えば、
「1000株保有で「お米2kg」進呈」や
「100株保有で「お肉1kg」進呈」など。
お得な特典も!
優待だけで食費も節約できてしまうかもしれませんね。
ただし、業績が悪いと配当がなくなったり、株主優待制度を行っていない企業もあるので事前にチェックを!
すぐに売買できるメリット
株は1日の中で売ったり買ったりできます。
ネット注文ならよりスピーディーな取引が可能に。
短期で利益を出したい人も、長期で投資したい人もどちらも向いています。
タイムリーに情報が確認できるメリット
株価はスマホやニュースなどで簡単にチェックができます。
ネットで調べれば自分の株式資産がすぐに確認できます。

最大のデメリットは元本保証なし
元本の保証はありません。
投資金額がいくら戻ってくるかも分かりません!

価格変動が激しくハイリスクがデメリット
株価はいつも動いており、価格は変動しています。
政治や経済ニュース、震災など旬なニュースですぐに価格が変動することも。
常に意識していないと売りや買いのタイミングを逃してしまうことがリスクと言えるでしょう。
![Image [5]](https://xn--u8jxcva6rfg1a1x3d9is682a.com/wp-content/uploads/2019/08/Image-5.jpg)
初心者には専門用語が多く難易度が高いデメリット
投資が全く初めて。という人には専門用語も多く、少々ハードルが高いかもしれません。
小額投資ができない銘柄もあり、初心者で10万円単位の投資にチャレンジするのは少し勇気が入りますね。
![Image [4]](https://xn--u8jxcva6rfg1a1x3d9is682a.com/wp-content/uploads/2019/08/Image-4-1.jpg)
債券投資のメリットデメリット
元本保証が最大のメリット
償還の満期まで保有していれば元本は保証されます。

利息がわかるメリット
債券は購入する前から利率が確認できるので、最終的な利息の計算も試算できます。
受け取り金額がわかるので、将来の家計を考える際にも分かりやすいですね。

初心者向きのメリット
債券価格は株式のような激しい値動きはありません。投資が初めての人でも購入しやすいです。
また債券の中には1万円から投資できるものもあるので、小額投資も可能です。
すぐに売却できないデメリット
債券は株式のように1日で売買したり、スピーディーに売買できません。
短いもので2.3年長いもので10年など債券によって期間が異なります。
途中売却の元本保証はなしです。
つまり、緊急でお金が必要な時はそのままの金額で返金されるわけではありません!
途中換金が最大のリスク!

情報が少ないデメリット
債券の時価価格は株式のように一般的なニュースでは流れません。
証券会社に時価を問い合わせ、確認する必要があります。

株式投資が向いてる人
-
ハイリスク、ハイリターンの投資をしたい人。
元本の保証がないのでハイリスクですが、リターンも大きい投資が望めます。
余裕のある投資資金で運用できるとベストですね。
-
企業投資に興味のある人。
株主になるわけですから、純粋にその企業を応援したいという動機も良いでしょう。
株主になれば株主総会で意見も言えます。
-
ニュースや情報をタイムリーにチェックするのが好きな人。
株価は旬なニュースに敏感です。チェックできる余裕だあるといいですね。
-
様々な企業について知ったり、株式用語をこれから勉強してみたいと思う人。
沢山の企業を客観的に見られるのも株式投資の醍醐味。
債券投資が向いてる人
-
ゆっくり安定運用で、しっかり将来のお金を計算したい人。
将来の受け取り金額がわかるのと、満期まで保有すれば元本保証です。
-
投資ビギナー。
ローリスク、ローリターンなので、初めての人でも安心。
-
今の定期預金だけでは物足りない人。
定期預金の利率よりは良いです。
-
時間に余裕がなく預けっぱなしがいい人。情報確認などできない人。
債券の価格は激しく変動しませんので、そのまま預けても良いでしょう。
まとめ
株式投資はハイリスク、ハイリターンで短期も長期も勝負ができますが初心者向けではありません。
証券用語や証券取引のシステムを調べる必要もあります。

債券はローリスク、ローリターンで長期投資向きです。
初心者でも手が出しやすい金融商品です。

株と債券の両方に投資することもアリです。
自分にとって
「幾らを投資資金にできるか。」
「投資期間はどれくらいか」
「どこまでリスクが取れるか」
を中心に判断をしていきましょう。
値動きの違う債券と株を持つ事で分散投資にもなります。自分の資産の中のでバランスをとって運用しましょう。






