ビットコインの危険性
詐欺の仮想通貨
仮想通貨の種類は1,000を超えるといわれています。そして、その90%以上が詐欺である可能性があります。特に、未公開通貨に対する投資・ICOを利用する際には注意する必要があります。ICOは、価値が一気に跳ね上がる可能性も秘めていますが、詐欺の手口として、使われることが多いですので、注意が必要です。
ボラティリティ(価格変動性)が大きい
仮想通貨の中では、代表的な存在であるビットコインですが、投資として見れば、非常にボラティリティが大きいです。その変動率は円/ドルFXの10倍とも言われているようです。
つまり、ハイリスク・ハイリターンの新興市場なため、ビットコインを買う時には、その危険性を考慮にいれておかなければなりません。
取引所が破綻・ハッキングされる
2014年にマウントゴックス社が破綻した時のように、取引所が潰れてしまえば、保管していたビットコインは失われ、補償されません。取引所は便利な存在ですが、前述した破綻リスクもありますし、ハッキングされて、ビットコインが盗まれる危険性もあります。
取引を取り消すことはできない
ビットコインの取引は、ミスをしてしまったら、取り消すことはできません。ちなみに、銀行では、ミスをした金額が多ければ、保証してくれる場合もあります。
しかし、ビットコインは、手数料が安いことからもわかるように、ミスを保証してくれません。そのため、ミスをしてビットコインを失う危険性があるのです。
外部ウォレットが使えなくなる
外部ウォレットにビットコインを保管していた場合、プライベートキー、パスワード等を紛失すると、自分の資産に一切アクセスすることができなくなる危険性があります。
また、壊れてしまったり、水没させてしまう危険性もあるので、注意が必要です。
やめた方がいい人の特徴
- 感情的な人
ビットコインの投資には、冷静な判断が必要とされます。感情的になって、冷静さを失う人はビットコイン投資には向いていないでしょう
- すぐに結果を求める人
ビットコイン投資を始めたからといって、すぐに利益がでるわけではありません。そのことを理解せずに、焦ってしまうと、正しい判断ができない可能性があります。
- ネガティブな人
ネガティブな人は、ビットコインの投資には向いていないでしょう。
お金を失うことを恐れて思い切った投資ができないですし、失敗したら、それを引きずってしまいます。そうすると、あまりいい結果が期待できません。
- 強欲な人
欲深くなりすぎると、正しい投資の判断ができなくなる可能性があります。そのため、ビットコイン投資には向いていないでしょう。
- 諦めが悪い人
ビットコイン投資をする上で、損切りをして、失敗を最小限に抑えることが求められます。しかし、諦めが悪いと、その判断を行うことができず、結果として多大な損失を被ることになります。
危ない取引をさけるポイント
詐欺仮想通貨の危険性を回避する
詐欺仮想通貨にありがちな特徴について、まとめます。
– 取引所で扱っておらず、独自のサイトで売買する仮想通貨
– セミナーや友人から勧誘されている
– 代理店の販売
– 限定販売という謳い文句
– 「確実」「保証」「絶対」などの言葉を多用している。
ICOに参加した時は、上述した特徴を持っている仮想通貨は詐欺の可能性が高いので、購入することは避けたほうがよいでしょう。
ボラティリティの危険性を回避する
ボラティリティの危険性を完全に回避することは、不可能です。しかし、危険性を下げることはできます。それは例えば、ビットコインの価格が下がる前に、他のアルトコインに変更しておき、その後、ビットコインが暴落した場合、それを買って、価格上昇したときにビットコインを売るということを繰り返す、などの方法が考えられます。
第三者に仮想通貨を預けてはいけない
取り扱う金額が多い時には、取引所にすべての資産を保管しておくのではなく外部ウォレットに保管することで、危険性を回避することができます。
取引でミスをしないように
取引でミスをしてビットコインを失ってしまう前に、送金等をする時は必ずボタンを押す前に、金額が正しいかどうか、操作ミスをしていないかどうかを確認しましょう。それを徹底することで、取引のミスによる損失の危険性を回避できる可能性は高まります。
必ずバックアップをとる
仮想通貨を外部ウォレットで管理している場合、それらが使えなくなることで、資産を失う危険性があると述べました。それを回避するために、必ずバックアップをとっておきましょう。
まとめ
この記事ではここまで、ビットコインの危険性とビットコイン投資はやめた方がいい人の特徴について述べました。そして、危ない取引をさけるポイントについて、説明しました。ビットコインの投資は、一攫千金を狙うことができる大変魅力的なものです。しかし、取引の危険性は必ず伴います。ぜひこの記事で述べた危険性と回避策について、頭の片隅に入れておいてください。それが役にたつことがあるかもしれませんよ。それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。