なすの家庭菜園のコツは?
- なすの家庭菜園のコツは?
- なすの育て方の注意点
- なすの家庭菜園での失敗談
- なすを家庭菜園する初心者へアドバイス
をまとめました。
なすの家庭菜園のコツは?
暖かくなってから植え付け
なすは高温多湿を好みます。そのため、苗の植え付けも暖かくなってから行いましょう。地域にもよりますが、4月下旬〜5月中旬ごろが目安です。
なすの生育に適した温度は23〜28℃です。まだ気温が安定しない時期は不織布などで寒さ対策をしておきましょう。
また、苗が根付く前は特に水を切らさないよう注意が必要です。植え付ける時に水をたっぷり与えておきましょう。その後も土の表面が乾いたら水やりをします。
最初についた実は大きくなる前に収穫
最初につく実は、見つけ次第取り除きます。そうすることで、その後になる実に養分が届き、生長しやすくなります。
初めてできた実だからこそ、大きく育てて食べたくなりますよね。でも、まだ苗が十分に育っていない間に実を大きくしようとすると、苗に負担がかかります。その後の実のつき具合を良くするためにも、最初の実は早めに取り除きましょう。
わき芽や古い葉を取り除く
一番最初の花が咲いたら、不要なわき芽を取り除きます。メインの枝と最初に咲いた花のすぐ下の枝2本を残し、それ以外のわき芽を取り除くのが一般的です。
わき芽を見つけたら、小さいうちに摘み取りましょう。そうすることで実に養分が届くようになります。
また、6月頃になって株が大きくなってくると、葉も混み合ってきます。日当たりや風通しが悪くなると、病気の原因にもなります。枯れた葉はこまめに取り除きましょう。
なすの育て方の注意点
雌しべで肥料が足りているかを確認
なすは肥料を好む植物です。苗を植え付けて約1ヶ月経ったら、2〜3週間に1度を目安に与えましょう。
肥料が足りているかどうかは、雌しべの状態で確認します。花の中心にある雌しべが周りの雄しべより長く出ていれば養分が足りている状態です。一方、雌しべが雄しべより短くなっていると、養分が不足しているサインです。
同じ場所に続けて植えるのは高リスク
毎年同じ場所に同じ野菜(厳密には同じ科目の野菜)を植えると、育ちが悪くなったり病気のリスクが高まります。
プランター栽培の場合には、新しく購入した土に入れ替えれば問題ありません。
病気に強い植物を苗の土台に繋ぎ合わせた接木苗を利用するのもおすすめです。
水は切らさない
なすは乾燥に弱いため、水やりは土の表面が乾ききってしまう前に行いましょう。朝または夕方、暑くて乾燥しやすい真夏は朝夕2回必要なこともあります。
真夏の炎天下は、水温が上昇しすぎて根を傷めるリスクがあります。真夏の日中の水やりは避けましょう。
また、真夏の暑い時期に葉が乾燥すると、ダニ類がつきやすくなります。通常の土への水やりに加えて、霧吹きやジョウロなどで葉に直接水を吹きかけ予防しましょう。
なすの家庭菜園での失敗談
実を大きくしすぎて、しばらく次の実がつかない状態に
最初の頃にできる実が大きくなるのを待って収穫すると、その後なかなか実がつかなくなりました。まだ苗全体が成長しきっていない状態で実に養分が取られてしまい、苗に負担がかかってしまったと思われます。
つい大きい実を収穫したくなりますが、特に最初のうちは早めに収穫するのが大切なんですね。
わき芽と間違えてメインの枝をバッサリ
わき芽を取り除く時に、間違えてメインで伸ばす枝をバッサリと切ってしまいました。当然、しばらく実ができない状態に。慣れるまでは特に、よく観察しながら慎重にわき芽の処理を行った方が良さそうです。
なすを家庭菜園する初心者へアドバイス
- 初心者は苗から育てるのがおすすめ
なすは種から育てるのは難易度が高いため、苗から育てるのがおすすめです。茎が太くしっかりしていて、葉の色が濃く厚みのあるものを選ぶと良いでしょう。
- 水やりを忘れずに
注意点でも述べましたが、なすはたっぷりの水が必要です。特にプランター栽培の場合は乾燥しやすいため、土の状態をよく確認して水を切らさないようにしましょう。
まとめ
- なすを家庭菜園するときの育て方のコツは、最初の実を早めに収穫することとわき芽取り
- 水と肥料不足に注意、雌しべを見て肥料が足りているかを確認
- 他の実がなかなかできづらくなるので、最初の実は小さいうちに収穫を
- 初心者は苗から育てるのがおすすめ、水やりを忘れずに