キュウリの家庭菜園のコツは?
- キュウリの家庭菜園のコツは?
- キュウリの育て方の注意点
- キュウリの家庭菜園の失敗談
- キュウリを家庭菜園する初心者へアドバイス
をまとめました。
キュウリの家庭菜園のコツは?
種は1ポットに2,3粒まく
キュウリは比較的苗つくりが簡単な作物です。
ポットに、種同士がくっつかないように2,3粒まいて、土をかぶせます。1日1回たっぷり水をまくと一週間ほどで発芽してきます。
最初は子葉の可愛い双葉が生えてきて、後に本葉が出てきます。
本葉がしっかり開いた頃に1つのポットに1本の苗になるように、間引きをします。なるべく大きく健康そうな苗が残るよう選びながら抜いてください。
適期に植え付け
本葉が3,4枚になったら植え付けます。
植え付けが遅くなると苗が伸びすぎてしまい、植え付け後の管理が難しくなります。植え付けが遅くならないよう、事前に植える場所の準備をしておきましょう。
誘引するための支柱やネットを設置する
植え付け後、苗が伸びていくと何かにつかまろうとひげを伸ばしてきます。なので、植え付けと同時に誘引するための支柱やネットを設置します。
株の近くに支柱を刺し、その上に誘引ネットを設置します。麻ヒモや誘引テープで簡単に結ぶことができます。
芽かき、摘芯を忘れずに
芽かきとは、親づるの脇から生えてくる子づるの芽を取ることです。
地面から5節まではわき芽を伸ばさず、早めに取ってしまうと良いです。植え付け初期のわき芽をとることで余分なエネルギーを消費することなく、親づるが大きく成長できます。
摘芯は、植物の生長点(伸びて成長する部分)をカットして成長を止めてしまうことです。
6節以上は、わき芽を伸ばしますが、伸ばし過ぎても整枝が大変になるのでわき芽の根本から2節で摘芯します。
キュウリの育て方の注意点
- 水やりはたっぷりおこなう
キュウリは95%以上が水分でできています。なので、水不足にならないよう管理をすることが大切です。
朝にたっぷりと水をあげてください、真夏で夕方に乾燥しているようなら夕方も水やりを行いましょう。
- 病害虫対策
主な病気
- ベと病
- うどんこ病
- 炭疽病
- 灰色カビ病
病気になりやすい作物なので、病気対策は必須です!
病気が発症している葉を見つけたら、すぐ切り取ってしまいましょう。
葉が茂りすぎて風通しが悪いと病気が発生しやすいので、葉が密にならないように適度な摘芯が必要です。
主な害虫
- コナジラミ
- ハダニ
- ヨトウムシ
- アザミウマ
見つけたら捕まえて除去し、農薬散布をします。
農薬を使わないようであれば、シルバーテープをまくと虫が寄って来なくなるのでお試しを!株本にアルミホイルを敷くだけでも効果はあります。
また、黄色い捕獲シート(農業用)もお勧めです。園芸店で販売されていますよ。
- 収穫は毎日する
キュウリは成長が早いので、取り遅れると大きくなり過ぎてしまいます。毎朝収穫を行ってください。
少し小さめだから取ろうか迷うサイズも、翌朝には大きくなり過ぎてしまうことがよくあります。迷うサイズも収穫してしまうか、夕方にもチェックしてみてください。
キュウリの家庭菜園での失敗談
つるが伸びる途中で折れてしまった
植え付け時や、誘引などの管理作業をしている時によく折れてしまいます。また、風が強く吹いたときも折れやすいです。
植え付け時や植え付けして日が浅い時は、予備苗で植え替えたら良いと思います。
ある程度成長してから折れてしまった場合は、折れた先を切り取ってしまってください。切り取った下の子づるを伸ばしてあげれば、さほど収穫量にも影響しません。
収穫遅れで大き過ぎる実になってしまった
毎朝収穫をしていても、見落としてしまって大きくなり過ぎたキュウリを発見することがあります。葉の陰になってしまっている場所も念入りにチェックしましょう。
もし、大きくなり過ぎてしまっても、食べられるので安心してください。
キュウリを家庭菜園する初心者へアドバイス
種からではなく、栽培しやすい苗を買う
苗つくりに不安がある人は、園芸店で苗を購入するのも良いと思います。
病気が心配という人は、“接ぎ木苗”といって他の種類の苗とつなぎ合わせた苗をお勧めします。値段は普通の苗より高いですが、病気に強いのが特徴です。
毎朝たっぷりの水やりを
水が大好きな作物なので、水やりを毎日たっぷり行ってください。
水不足になると、実が変形したり、株自体が弱って病害虫が発生しやすくなったりします。
水やりとおなじく収穫も毎日の日課に
水やりとセットで収穫も日課にしてください。すでにたくさんのキュウリで冷蔵庫の野菜室を圧迫していても取り続けてください!
取らないと大きくなって食味も悪くなるので、収穫してしまって保存しておく方が良いです。もしくは誰かにおすそ分けしましょう。
まとめ
- つるが伸びるまでは誘引や摘芯をこまめにおこなう
- 水やりや収穫を毎日おこなう