ベガコーポレーション(3542)の株価は今後どうなるか

通販イメージ



  • ベガコーポレーション(3542)の株価予想
  • ベガコーポレーション(3542)株の買い時
  • ベガコーポレーション(3542)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

ベガコーポレーション(3542)の株価予想!今後どうなるか?

ベガコーポレーションはEコマース(通信販売)を中心に事業展開を行うIT企業です。LOWYAという家具ECが主力事業となっています。2020年9月21時点での株価は2,700円となっています。

2020年7月31日に発表された第1四半期決算の数値を受けて、 株価が3,800円台まで大幅に上昇しましたが、現在はいったん調整段階に入っています。

 

 

  • 2021年3月期第1四半期決算では営業利益が驚異の前年同期比10,126パーセント達成!

直近の第1四半期決算では、計画を上回る大幅な増収増益を達成しており、営業利益が前年同期比で10,126パーセントを達成しています。要因としては、新型コロナウイルスの影響によって家具ECへのニーズが高まったことが要因とされています。

また、販売価格・商品構成の見直しにより、原価率や配送比率が下がっていることも要因とされています。なお、売上高も前年同期比161,1パーセントを達成しており、好調に推移しています。

 

 

  • LOWYA旗艦店強化が順調に進捗

LOWYA旗艦店の強化や利益改善が順調に進捗しています。前年同期比で841百万円から2,463百万円と192.6パーセント増加を果たすことに成功しています。LOWYA旗艦店とモールの売上比率も46.4パーセントまで伸びています。全体の売上高を後押しする要因になっていると言えるでしょう。

 

 

  • 新型コロナウイルスを追い風にすることに成功

「家で過ごす時間を快適・おしゃれに」という名目で、STAY HOME企画を実施するほか、「LOWYAの日」という顧客還元イベントを実施し、わずか1日で前年月商を達成しています。巣ごもり需要をうまく活かしたことで、家具EC需要の喚起に成功しています。

 

 

ベガコーポレーション(3542)株の買い時

    • 暴騰からの調整段階

グラフイメージ

決算後は値幅制限拡大ルールを背景に、株価が連日暴騰しました。さすがに短期間で上がりすぎたため、ピークから1,000円以上下がり、現在は2,000円台に下がっています。

とはいえ、業績自体は好調です。今回の業績を特需と見るかどうかで購入するかどうかが分かれるところでしょうか。買いのタイミングとしては、チャートが反発したと確信したタイミングでの打診買いを推奨します。

※ 値幅制限拡大ルール=2日連続でストップ高もしくはストップ安になった場合、翌日の値幅制限が4倍に拡大される制度

 

ベガコーポレーション(3542)の株の分析【2020年9月21日現在】

株主優待の内容

      • 家具好きにオススメの優待
保有株数 株式優待の内容
100株以上

①クオカード1,000円分

②LOWYA旗艦店 20%割引クーポン

③寄付1,000円分 (公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト)

ベガコーポレーションは100株保有しているだけで、上記の優待が受けられます。特筆すべきはLOWYAの20パーセント割引ですね。家具好きにはうれしい特典です。 なお、配当利回りは0.37パーセントとなっています。

 

株価指標

      • 株価暴騰後もPERは26倍と低水準
株価 目安
時価総額 28,465百万円
PER 26.99
PBR 6.70

 

・時価総額は280億円台と規模感としてはまだ新興株の範囲にあると言えるでしょう。

・株価が急騰したにも関わらず、PERは26倍台と低水準にあります。マザーズ銘柄なので、参考値ではありますが、決算後に株価が2倍まで膨れ上がったにも関わらず、PER二桁は注目すべき点と言えますね。

 

 

同業種の銘柄と比較

        • 時流に乗ったECサービスは軒並み好調

ECサービスを取り扱っていることもあり、同業他社は数多くあります。プロモーションにYouTuberを起用しているという共通点で言えば、ロコンド(3558)が挙げられるでしょう。 ロコンドはYouTuberのヒカルを積極的に起用し、一時は株価を4,000円台まで付けました。コラボ企画で誕生したブランドのReZardが売れまくったことが背景にあるようです。

ECサービスに限りませんが、うまく時流に乗った経営を行っている企業はコロナ禍と言えど、業績や株価を順調に推移させていることがわかりますね。

 

 

ベガコーポレーション(3542)株のまわりの予想

      • 月次売上に期待!

買い予想の声

 

月次売上が好調に推移すれば、次回決算の期待も高まっていきます。

 

 

信用規制が解除されたことで、決算直後よりは買いやすい雰囲気になるかもしれません。

 

 

      • EC特需の終了が懸念される

売り予想の声

 

家具通販の特需が収まってきたのでは?という見方をする方も多いようです。

 

 

直近のチャートは陰線が多いので、強気で買うには勇気がいりますね。

 

 

ベガコーポレーション(3542)の総合評価

家具ECは他社に乗り換えられにくい

ペーパーイメージ

  通信簿
業績
優待目当て
割安
同業種との比較
将来性

業績について

        • 業績の伸びは同業他社も含めてトップクラス

前年同期比からの伸びに関しては、ベガコーポレーションを語る上では欠かせません。期待のハードルが高くなりすぎている感はありますが、月次の売上も大きく落ちている様子はありません。売上をキープさえすれば、市場の期待は依然高まってくるでしょう。

 

        • LOWYA旗艦店の強化は今後も継続予定

LOWYA旗艦店が強化されるメリットとしては、ロイヤリティを抑えられることにあります。今後も旗艦店強化を通して、利益の拡大を積極的に狙いたいところです。

 

優待目当て

            • 家具好きにはお得な優待
            • 家具は品物によっては高値のものも多いですよね。100株持っているだけで20パーセントオフの優待は家具好きにとってはかなり嬉しい優待

            と言えるのではないでしょうか。 LOWYAの家具デザインが自分好みであれば、購入を検討しても良いでしょう。

割安かどうか

            • 割安さは薄れている

決算後の急騰で一旦株価は上がりきっている印象を受けます。それでもPERを踏まえると、異常なほど割高という程ではないでしょう。

 

同業種との比較

            • 業績は絶好調

EC銘柄はどれも業績は好調ですが、その中でも利益率では群を抜いています。このまま業界を牽引出来る存在になれるか、売上の行く末が注目されるところです。

 

            • 時価総額は280億台と成長余地あり

同じマザーズでもメルカリ(4385)の約7,400億、BASE(4477)の約2,200億のように、まだまだ時価総額では上の存在がいます。

対して、ベガコーポレーションは約280億しか時価総額がなく、成長の伸びしろは大きいと言えるでしょう。

 

将来性はあるか

            • 家具ECは乗り換えがされにくい

家具は部屋のデザインを統一化したいという観点からすれば、一度顧客に取り込めれば、乗り換えがされにくい利点があります。LOWYAのリピーターを増やしていくことで業績の将来性は高いと言えます。

 

            • 国内EC化率の向上が望まれる

日本のEC化率は低く、コロナ以前から市場の成長余地は有るとされていました。今後も市場の拡大が続けば、少なくとも衰退が続くことは考えにくいでしょう。

 

 

買いを検討してる人へアドバイス

当面は調整に入る

業績こそ好調ですが、株価は直近の第1四半期で上がりきった面は否めません。今後の株価は調整段階に入るものと思われます。反発しきったことを確信してから、買いを入れた方がリスクヘッジとなるでしょう。

 

 

まとめ

  • ベガコーポレーション(3542)は2021年度3月期第1四半期決算では、前年同期比で売上高161,1パーセント、営業利益10,126パーセントを達成
  • 旗艦店の強化に力を入れており、成長継続中
  • 株価は現在調整段階に入っている