セロリの家庭菜園のコツは?
- セロリの家庭菜園のコツ
- セロリの育て方の注意点
- セロリの家庭菜園の失敗談
- セロリを家庭菜園する初心者へアドバイス
をまとめました。
セロリの家庭菜園のコツは?
種まきの覆土は薄くする
セロリは好光性種子(こうこうせいしゅし)といって、光に反応して発芽する種子です。なので、種まき後の土はなるべく薄くかけましょう。
ポットに数粒ずつまいて、軽く土をかけ、優しく水をかけます。勢いよく水をかけると、覆土が薄いので種が土の表面に出てきてしまいます。乾燥しやすく発芽不良になるので、気をつけてください。
苗は大きく育てる
発芽して本葉が開いたら、間引きをします。大きくて元気そうな芽を1本残して、小さい芽は抜いてしまってください。
本葉が8枚ほどになるまで育苗します。大きく育てることによって、植えた後の成長も早く、大きい株になります。
堆肥で土づくり
セロリは肥沃な土壌が適しているので、定植1ヶ月~2週間前までに堆肥を投入します。
堆肥を入れることで保肥力が上がり、栽培期間が長いセロリが順調に育ちます。また、保水力も上がるので、乾燥に弱いセロリには大きなメリットとなります。
水やりはたっぷりと
セロリは乾燥に弱いです。なので、水を切らさないようたっぷり水をあげてください。
乾きやすい土質であれば、秋でも2,3日に1回の水やりが必要です。粘土質で乾きにくい土質であれば1週間に1回、1回の量はたっぷりと土の中が湿るように水やりをしてください。
セロリの育て方の注意点
- 敷きワラで保湿をしよう
乾燥防止には、ワラを敷くことが効果的です。セロリの株本に敷くことによって、地面からの蒸散を抑えられ保湿してくれます。
ワラを手に入れるのが難しいのであれば、定植前の畝たて時にマルチングするのも良いです。
- わき芽を摘む
定植して1ヶ月ほど経過すると、株が大きく成長し、しっかりと立ち上がってきます。その頃になると、一番外側の葉が下に垂れて黄色く枯れてくるようになります。枯れてきた葉は取り除き、わきから出てくる芽も摘み取ります。
葉やわき芽を取り除くことによって、若い葉に栄養が十分に届き、元気に育ちます。
- 茎を覆って白く柔らかいセロリに
収穫1ヶ月前に、地面から20~30㎝ほど覆うことによって、茎が白くなり食感も柔らかくなります。
新聞紙や紙袋で覆うと良いです。ビニールで覆うと蒸れて病気になるので、使用しないでください。
また、葉は光合成するため、覆う高さを調整して日光が葉に当たるようにしましょう。
セロリの家庭菜園での失敗談
セロリが硬い!
収穫前に茎を覆わないと、硬いセロリになります。また、覆う期間も短いと効果も薄いので、1ヶ月ほど覆ってから収穫するようにしてください。
もし茎が硬く育ってしまっても、生のままでは食べにくいですが、スープなどで煮ると問題なく食べられると思います。
何年も作ると不作になってきた
セロリは連作障害が出やすい作物です。
連作障害とは、同じ場所で同じ作物を栽培することによって、作物特有の病害虫が発生しやすくなったり、土壌の栄養素が偏ったりすることです。
セロリを栽培したら、同じ場所での栽培は2~3年あけるようにしてください。他の作物を栽培して“輪作”すると良いです。セロリを毎年栽培したい場合は場所を変えて植えることをお勧めします。
セロリを家庭菜園する初心者へアドバイス
種からではなく、苗からつくる
苗を育てるのに自信がない人は、園芸店で苗を購入することをお勧めします。
夏に播種して秋に植えるのが一般的な作型なので、9,10月頃であれば園芸店に並んでいると思います。購入する場合も、大きく元気な苗を選ぶようにしてください。
収穫は外葉から使う分だけ切り取る
セロリは一株が大きいので、株ごと収穫してしまうと、冷蔵庫に収まらず消費することに追われます。
外の葉を数枚ずつ切り取り収穫すれば、保存にも困らないし、残った若い葉も成長して収穫量が増えます。
まとめ
- セロリの家庭菜園のコツは、大きな苗を植えて水をたっぷり与えること
- 敷きワラで保湿し、不要な葉や芽を摘んで、大きく育てよう
- 収穫前に茎を覆い、白く柔らかいセロリに仕上げよう