ラッカセイの家庭菜園のコツは?
- ラッカセイの家庭菜園のコツは?
- ラッカセイの育て方の注意点
- ラッカセイの家庭菜園での失敗談
- ラッカセイを家庭菜園する初心者へアドバイス
をまとめました。
ラッカセイの家庭菜園のコツは?
温度を確認しよう
ラッカセイの栽培適温は、15℃~25℃と比較的に低めです。15℃以下では、成長しなくなります。地域や植えつけ時期によっては、寒さ対策をしましょう。地温の上昇には、黒マルチがおすすめです
日当たりの良い場所で育てよう
大きい実のなる落花生’おおまさり’の収穫をした。
少し日当たりの悪い場所で育てた為大きい実が少なく収穫量も少なかった気がした。収穫した落花生を水洗いし鍋に水と落花生の分量の3%の塩を入れ茹でた。
美味しかった。 pic.twitter.com/7T8C7z07or
— yu (@norwegianneko) October 31, 2020
ラッカセイは、6時間以上太陽の光が必要な、陽性植物です。日当たりが悪いと、成長スピードが遅くなり、実も小さくなります。 必ず、日当たりが良い場所で育てましょう。
土を作ろう
ラッカセイが成長するには、石灰が必要です。石灰が不足すると、実が太りません。種を植えつける、
- 2週間前に、1m²あたり石灰を150gまき、
- 1週間前に、1m²あたり堆肥2kgと化成肥料を約100gまいて、
土を耕しましょう。
プランターで育てる場合は、野菜用の培養土だけで成長します。
畝を高くしよう
ラッカセイは、土の中に実を作ります。そのため、粘土質で湿気が多い土だと、うまく育ちません。雨水を排水しやすくするため、畝の高さは15cmにしましょう。
プランターで育てる場合は、
- 大型で深型のサイズを選び、
- 底面に鉄鉱石をしき、
- 円形のプランターで
育てましょう。小型で浅型のサイズだと、育ちません。ラッカセイは、円形状に成長し深く根を張ります。そのため、プランターでの植えつけは、2株までにしましょう。
ラッカセイの育て方の注意点
中耕のタイミング
ラッカセイは、花が咲くと地中につるが伸び、土の中でさやを作ります。ただ、土が硬いとつるがもぐれず、さやを作れません。そのため、花が咲いたら、畝の表面を浅く耕しましょう。硬い土を柔らかくすることで、水分や養分、酸素を根から吸収しやすくします。実を多く作るためには、必ず必要な作業です。
土寄せのタイミング
落花生。
花が咲いてきたので、マルチをとって土寄せした。
これでもぐれるね。
たくさんもぐってね。#落花生#家庭菜園 pic.twitter.com/EKe6jzU0vA— てつ (@officekomado) July 9, 2022
ラッカセイは、花から地面までが遠いと、つるが土にもぐれません。そのため、株元に土をよせ、少しでも地面との距離を近くする必要があります。花が咲いたら、土寄せしましょう。 ただ、土寄せする前は、黒マルチを取り外しておきましょう。つるが黒マルチを突き破れないと、収穫量が減ります。
害虫チェック
ラッカセイは、コガネムシやアブラムシなどの、すみかになります。特にコガネムシは、成虫は葉っぱを食べ、幼虫は地中で根を食べます。葉に穴が空いていないか、根が少なくないか、細目に確認しましょう。薬剤を使わない場合は、虫がいないか、定期的な確認が必要です。
水やりの頻度
ラッカセイは、多湿を嫌います。ただ、乾燥しすぎると着花率が落ち、実入りが悪くなります。水不足になると、収穫量やさやの中身が空っぽになります。土の表面が乾いたら、水やりをしましょう。ただ、夏で晴れが続く時は、水やりの量を多めにしましょう。
プランターの場合は、地植えより土が乾燥しやすいです。そのため、1日1回は水をあげましょう。
追肥の量
追肥が多いとつるぼけして、実が大きく育ちません。そのため、追肥は1㎡あたり30gまきましょう。追肥のタイミングは、中耕や土寄せのタイミングと同じです。 プランター栽培では、化成肥料を、1株あたり5gまきましょう。
ラッカセイの家庭菜園での失敗談
- 種が発芽しない
温度や水、鳥害などが原因で、種が発芽しないことがあります。具体的には、
- 土の温度が20℃未満
- 毎日水やりをして土が常に湿り種がくさる
- 鳥に食べられる
など3つの場合が主に考えられます。鳥から、種を守りましょう。そのため、発芽するまでは、不織布か寒冷紗をかけましょう。
- からだけで実がない
からの中に実ができない原因は、主に肥料と水と収穫時期です。具体的には、
- 石灰(カルシウム)不足
- 養分不足
- 乾燥しすぎる
- 収穫時期が早すぎる
などが挙げられます。ラッカセイは、1株で100個以上の実を収穫できます。多くの実を収穫するためにも、忘れずに対策しましょう。
- 実が大きくならない
窒素成分が多く含まれた肥料は、つるぼけになります。つるぼけになると、からの中の実が大きく育ちません。ラッカセイは、根から空気中の窒素を取り込みます。そのため、肥料は窒素の成分ではなく、カリの成分を多めにしましょう。
ラッカセイを家庭菜園する初心者へアドバイス
5月上旬に植えよう
ラッカセイの種は、発芽するのに高い気温が必要です。4月は、日中と夜の気温差が大きいです。そのため、気温が安定する5月上旬以降に、種をまきましょう。
ポットで育苗しよう
おはようございます。
定植したのは落花生ですか❓
去年、発芽させるのが面倒だったので、直まきしたら発芽率がとても悪かったです😭
今年は育苗ポットで発芽率を考慮して種蒔きをしたら、ほぼ100%が発芽。つまり予定数以上が発芽したので、定植する場所が無くなりました😢 pic.twitter.com/XE7Z4bG3dy— ja2ijj/1_IBARAKI (@iwakaz_ja2ijj) June 29, 2022
雨による加湿や鳥から守るため、ポットで育苗しましょう。種は、加湿が続くとくさります。そのため、ポットで育苗した方が、発芽率はあがります。
収穫が速い品種を選ぼう
ラッカセイの収穫時期は、花が咲いてから、75日~95日程になります。品種は、
- ごくわせ
- わせ
- なかて
- ばんせ
の4種類で、それぞれ実の大きさや栽培期間が異なります。最初は、収穫が一番早い、ごくわせの品種で育てましょう。
網目模様か試し堀りをしよう
黒落花生、試しに収穫してみました。意外と莢が付いてる。かなり…早かったみたいです。網目がハッキリしてない物が半分…中身のマメが未熟でした。
もう暫く様子見です💦
あとゾウムシ類の被害もチラホラあります。 pic.twitter.com/wtr6I3XbJN— 蔵竹 (@kuratake3939) September 28, 2022
収穫時期が早すぎると、実が十分に太りません。収穫時期が遅すぎると、虫に食べられてしまいます。収穫適期を逃さないため、下葉が黄色く枯れてきたら、試し堀りをしましょう。さやに網目模様があり、実が膨らんでいれば、収穫できます。収穫後は、風通しのいい場所で乾燥してから、食べましょう。
まとめ
- ラッカセイの家庭菜園の育て方は、土作りや畝作りを徹底する
- 中耕と土寄せと追肥を忘れずにする
- 肥料の量には注意する
- 5月上旬にポットで植える