ラッカセイの家庭菜園のコツ



ラッカセイの家庭菜園のコツは?

  • ラッカセイの家庭菜園のコツは?
  • ラッカセイの育て方の注意点
  • ラッカセイの家庭菜園での失敗談
  • ラッカセイを家庭菜園する初心者へアドバイス

をまとめました。

 

ラッカセイの家庭菜園のコツは?

温度を確認しよう

温度

ラッカセイの栽培適温は、15℃~25℃と比較的に低めです。15℃以下では、成長しなくなります。地域や植えつけ時期によっては、寒さ対策をしましょう。地温の上昇には、黒マルチがおすすめです

 

日当たりの良い場所で育てよう

日当たり

ラッカセイは、6時間以上太陽の光が必要な、陽性植物です。日当たりが悪いと、成長スピードが遅くなり、実も小さくなります。 必ず、日当たりが良い場所で育てましょう。

 

土を作ろう

土作り

ラッカセイが成長するには、石灰が必要です。石灰が不足すると、実が太りません。種を植えつける、

  • 2週間前に、1m²あたり石灰を150gまき、
  • 1週間前に、1m²あたり堆肥2kgと化成肥料を約100gまいて、

土を耕しましょう。

プランターで育てる場合は、野菜用の培養土だけで成長します。

 

畝を高くしよう

土作りのための定規

ラッカセイは、土の中に実を作ります。そのため、粘土質で湿気が多い土だと、うまく育ちません。雨水を排水しやすくするため、畝の高さは15cmにしましょう。

プランターで育てる場合は、

  • 大型で深型のサイズを選び、
  • 底面に鉄鉱石をしき、
  • 円形のプランターで

育てましょう。小型で浅型のサイズだと、育ちません。ラッカセイは、円形状に成長し深く根を張ります。そのため、プランターでの植えつけは、2株までにしましょう。

 

ラッカセイの育て方の注意点

中耕のタイミング

中耕

ラッカセイは、花が咲くと地中につるが伸び、土の中でさやを作ります。ただ、土が硬いとつるがもぐれず、さやを作れません。そのため、花が咲いたら、畝の表面を浅く耕しましょう。硬い土を柔らかくすることで、水分や養分、酸素を根から吸収しやすくします。実を多く作るためには、必ず必要な作業です。

 

土寄せのタイミング

土寄せ

ラッカセイは、花から地面までが遠いと、つるが土にもぐれません。そのため、株元に土をよせ、少しでも地面との距離を近くする必要があります。花が咲いたら、土寄せしましょう。 ただ、土寄せする前は、黒マルチを取り外しておきましょう。つるが黒マルチを突き破れないと、収穫量が減ります。

 

害虫チェック

虫

ラッカセイは、コガネムシやアブラムシなどの、すみかになります。特にコガネムシは、成虫は葉っぱを食べ、幼虫は地中で根を食べます。葉に穴が空いていないか、根が少なくないか、細目に確認しましょう。薬剤を使わない場合は、虫がいないか、定期的な確認が必要です。

 

水やりの頻度

かん水



ラッカセイは、多湿を嫌います。ただ、乾燥しすぎると着花率が落ち、実入りが悪くなります。水不足になると、収穫量やさやの中身が空っぽになります。土の表面が乾いたら、水やりをしましょう。ただ、夏で晴れが続く時は、水やりの量を多めにしましょう。

プランターの場合は、地植えより土が乾燥しやすいです。そのため、1日1回は水をあげましょう。

 

追肥の量

肥料

追肥が多いとつるぼけして、実が大きく育ちません。そのため、追肥は1㎡あたり30gまきましょう。追肥のタイミングは、中耕や土寄せのタイミングと同じです。 プランター栽培では、化成肥料を、1株あたり5gまきましょう。

 

ラッカセイの家庭菜園での失敗談

  • 種が発芽しない

種の発芽

温度や水、鳥害などが原因で、種が発芽しないことがあります。具体的には、

  • 土の温度が20℃未満
  • 毎日水やりをして土が常に湿り種がくさる
  • 鳥に食べられる

など3つの場合が主に考えられます。鳥から、種を守りましょう。そのため、発芽するまでは、不織布か寒冷紗をかけましょう。

 

  • からだけで実がない

からだけのラッカセイ

からの中に実ができない原因は、主に肥料と水と収穫時期です。具体的には、

  • 石灰(カルシウム)不足
  • 養分不足
  • 乾燥しすぎる
  • 収穫時期が早すぎる

などが挙げられます。ラッカセイは、1株で100個以上の実を収穫できます。多くの実を収穫するためにも、忘れずに対策しましょう。

 

  • 実が大きくならない

小さいラッカセイ

窒素成分が多く含まれた肥料は、つるぼけになります。つるぼけになると、からの中の実が大きく育ちません。ラッカセイは、根から空気中の窒素を取り込みます。そのため、肥料は窒素の成分ではなく、カリの成分を多めにしましょう。

 

ラッカセイを家庭菜園する初心者へアドバイス

5月上旬に植えよう

こいのぼり

ラッカセイの種は、発芽するのに高い気温が必要です。4月は、日中と夜の気温差が大きいです。そのため、気温が安定する5月上旬以降に、種をまきましょう

 

ポットで育苗しよう

苗ポット

雨による加湿や鳥から守るため、ポットで育苗しましょう。種は、加湿が続くとくさります。そのため、ポットで育苗した方が、発芽率はあがります

 

収穫が速い品種を選ぼう

ラッカセイの品種

ラッカセイの収穫時期は、花が咲いてから、75日~95日程になります。品種は、

  • ごくわせ
  • わせ
  • なかて
  • ばんせ

の4種類で、それぞれ実の大きさや栽培期間が異なります。最初は、収穫が一番早い、ごくわせの品種で育てましょう

 

網目模様か試し堀りをしよう

収穫タイミングは網目模様

収穫時期が早すぎると、実が十分に太りません。収穫時期が遅すぎると、虫に食べられてしまいます。収穫適期を逃さないため、下葉が黄色く枯れてきたら、試し堀りをしましょう。さやに網目模様があり、実が膨らんでいれば、収穫できます。収穫後は、風通しのいい場所で乾燥してから、食べましょう。

 

まとめ

  • ラッカセイの家庭菜園の育て方は、土作りや畝作りを徹底する
  • 中耕と土寄せと追肥を忘れずにする
  • 肥料の量には注意する
  • 5月上旬にポットで植える