サラダ春菊の家庭菜園のコツは?
- サラダ春菊の育て方の注意点
- サラダ春菊の家庭菜園の失敗談
- 初心者へアドバイス
をまとめました。
サラダ春菊の家庭菜園のコツは?
- 種まきの後の土かけは薄めに
春菊の種は光を感じて発芽する“好光性種子”です。なので、土中深いところに種をまくと発芽不良になりやすいです。
1㎝ほどの深さの溝を作り、種をスジまきします。種をまいた上から、溝を埋めるように厚さ1㎝ほどの土を薄くかけてください。
- 育ってきたら間引きを
本葉が1,2枚になったら、株間3㎝になるように間引きします。さらに、本葉3,4枚になったら株間6㎝になるように間引きしてください。
一度にたくさん間引きすると乾燥で生育不良になります。段階を踏んで大きい芽を残すように間引きしてください。
- 追肥したら土寄せする
2回目の間引きをしたあとに、追肥を行います。
大きくなってくるとひょろっとして倒れやすいので、追肥後に土寄せをして株元がグラつかないように補強してあげましょう。
- 乾かないようにたっぷりの水やりを
サラダ春菊は乾燥に弱いので、土が乾いたらたっぷりの水をあげましょう。
春~夏なら、毎朝水やりをしてください。秋~冬は、株が小さい頃は毎日、間引き後は2,3日に1回たっぷり水をあげると良いです。
サラダ春菊の育て方の注意点
冬は防寒防霜対策を
夜温が5℃を下回る、または霜がおりるような日があると、葉が傷みやすいです。支柱でトンネルをつくって上からビニールをかけるか、不織布をベタ掛けしましょう。
日中暖かい日だと蒸れやすく、湿度で病気になる可能性もあります。ビニールであれば少し開けて風通しを良くしてください。不織布は風通しは良いので中が暑くなり過ぎなければ掛けたままで大丈夫です。
収穫は根から抜き取ること
草丈が15~20㎝ほどになったら、根から引き抜いて収穫しましょう。
春菊には、部分的に摘み取って収穫できる『株立ち型』と、株ごと引き抜いて収穫する『株張り型』と2種類のタイプがあります。サラダ春菊の多くは引き抜いて収穫する『株張り型』です。
食べる分を摘み取る収穫をすると、株が大きくなり過ぎて葉が固くなります。火を通して食べる分には問題ありませんが、サラダとして生で食べるには固い春菊になるので注意してください。
同じ場所に連作しない
サラダ春菊は連作障害が出やすい作物です。なので、同じ場所に連作せず、場所を変えましょう。
違う作物を植えるなど輪作をしながら1,2年間をあければ、同じ場所で栽培可能です。
サラダ春菊の家庭菜園での失敗談
種をまいても芽が出ない!
種をまいた場所が深すぎる、もしくは種まきから発芽の間に土が乾いたことが原因であることが多いです。
種の深さは地上から1㎝以内になるようにします。1㎝より深くならないようにしましょう。少し土の表面に出てしまっていても、発芽します。
深さがないことで、種や種の周りの土が乾きやすいです。発芽するまでは常に湿った状態になるように気を付けてください。
サラダ春菊なのに生で食べられない固さ!
普通の春菊よりも柔らかく、生で食べることができるサラダ春菊。でも、収穫適期を逃してしまうと葉が固くなってしまいます。
目安として草丈15~20㎝とありますが、なるべく小さいうちに収穫する方が柔らかく美味しいです。15㎝を超えたら(超えなくても収穫してしまうのもアリ)20㎝に伸びるまで待たずに収穫してしまいましょう。
サラダ春菊を家庭菜園する初心者へアドバイス
作型は栽培しやすい秋~冬栽培を選ぼう
サラダ春菊の作型は、春まきと秋まきがあります。冷涼な気候を好むので、秋~冬栽培のほうが育てやすいです。
また、寒い時期のほうが病害虫も発生しにくく、きれいなサラダ春菊になります。生で食べるなら尚更きれいなサラダ春菊に育てたいですよね!
収穫は早めに
収穫を遅らせて大きく育てれば収穫量が多いですが、葉が固くなってしまうので大きく育ち過ぎないうちに収穫しましょう。おいしいサラダ春菊を食べるために!
まとめ
・サラダ春菊の家庭菜園のコツは、種まき後の覆土は薄めにして水やりはたっぷりと!
・間引きや追肥、土寄せを適切なタイミングで行う
・葉が柔らかいうちに収穫して、生でおいしく食べよう