イチゴの家庭菜園のコツ



イチゴの家庭菜園のコツは?

イチゴの家庭菜園のコツは?
イチゴの育て方の注意点
イチゴの家庭菜園での失敗談
イチゴを家庭菜園する初心者へアドバイス

をまとめました。

イチゴの家庭菜園のコツは?

栽培の前にイチゴの特徴を知る

イチゴの家庭菜園のコツ(特徴)

  • バラ科の多年草の植物
  • 品種は大きく分けて2つ

   一季なり・・・一年に一度の旬の時期に収穫

   四季なり・・・寒い時期以外に花が咲き、収穫時期が長い

栽培時期は、

  • 植え付け時期は10月
  • 一季なりの収穫時期は翌年5月~6月

ホームセンターの店頭に、春頃並ぶイチゴの苗は、冬越しを終えたもの。

植え付けたら、数週間後から収穫ができます。イチゴは多年草なので、翌年に向けて、子株作りをするとよいでしょう。

 

土作りは2週間前から

イチゴの家庭菜園のコツ(土作り)

イチゴの栽培には、水はけの良い土作りを、心掛けましょう。水はけが良いと、土がフカフカと柔らかく、根が伸びやすくなります。

土作りのタイミングは、

  • 二週間前に苦土石灰をまき、よく耕す
  • 一週間前に化成肥料と堆肥をまく

プランター栽培の場合は、市販の野菜培養土を使用しましょう。

 

苗の植え付けは10月頃

イチゴの家庭菜園のコツ(植え付け)

10月になったら、苗を植え付けましょう。苗に土を寄せ、軽く手で押さえます。最後に、水やりを行いましょう。

イチゴの家庭菜園のコツ(ランナー)

果実は、ランナーの反対側にできます。ランナーの向きを、揃えて植え付けると、収穫がしやすくなります

 

越冬の準備

イチゴの家庭菜園のコツ(越冬)イチゴにとって、越冬はとても大切。

冬になり、低温にさらすと、イチゴは休眠状態になります。そして、春を迎えると、元気よく葉を、大きく生長させます。

寒さや雪に、比較的強いイチゴですが、雪に覆われると、苗を傷める可能性があります。心配な場合は、ネットなどを、トンネル状に張りましょう。プランター栽培の場合は、軒下に移動すると、良いでしょう。

 

追肥は2回

追肥は、2回行います。

化成肥料をパラパラと周囲にまきましょう。周りの土と混ぜ合わせ、根元にあるクラウンを埋めないよう、株元に軽く土寄せします。

追肥のタイミングは、

  • 翌年2月下旬頃~3月上旬
  • 3月下旬~4月上旬

クラウンとは、イチゴの苗の根元にある、膨らんだ部分のこと。葉や花が出てくる、成長点です。クラウンを埋めると、苗の生長が止まるので、注意しましょう。

イチゴの家庭菜園のコツ(追肥)

春を迎えたら、黒マルチや、敷きわらを敷いて、地温を高めましょう。

 

花が咲いたら人工授粉

イチゴの花が咲いたら、確実に実をつけるよう、人工授粉を行います。

虫が自然に、受粉をしてくれる場合もあります。筆や、綿付き耳かきで、花の中心をクルクルと優しく撫で、人工授粉をします。

 

果実を育てるため、こまめな苗の手入れ

イチゴの家庭菜園のコツ(手入れ)

果実を実らせるため、苗の手入れを、こまめに行いましょう。



苗の手入れのポイントは、

  • ランナーは切る
  • 量より質を優先するなら、脇芽は取り除く
  • 摘果をし、いびつな実は、早めに取り除く
  • 枯れた下葉を取り除く

ランナーを残しておくと、イチゴは子株を作ることに、栄養を使います。充実した果実を実らせるため、ランナーは早めに切り、果実に栄養を集中させましょう。

 

収穫は、果実が赤く熟してから

果実が赤く熟したら、収穫です。

家庭菜園で作るイチゴは、形がいびつになりますが、病気ではありません。変わった形のイチゴに出会うのも、家庭菜園の楽しさですね。

 

イチゴの育て方の注意点

苗を作るときは、1番目の子株は使用しない

イチゴの家庭菜園の注意点(親株)

翌年の苗を作る際、1番目の子株を使用するのは、避けましょう。

親株が、病気の影響を受けている場合、1番目の子株にも、影響が残っている可能性があります。親株と1番目の子株は、処分しましょう。

 

病気に注意

イチゴの家庭菜園の注意点(病害虫)

病気や、害虫の被害に注意しましょう。

雨の多い時期に、病気の症状が出やすくなります。灰色カビ病は、収穫期の果実に、灰色のカビが発生し、収穫できなくなるので、注意が必要です。

イチゴが罹りやすい病気は、

  • 灰色カビ病
  • 炭疽病
  • うどんこ病

果実は、土に触れると腐ったり、アリなどの害虫に、食べられてしまう可能性があります。果実が、土に直接触れないよう、工夫しましょう。

 

イチゴの家庭菜園での失敗談

  • 授粉に失敗

授粉ができる気温の目安は、15℃~25℃。晴天の日の、午前中の時間帯が、適しています。雨の日に授粉を行うと、花粉が流れしまう可能性があるので、注意しましょう。

 

  • 病気にかかる

病気が発生すると、次々に他の苗にも広がります。

病気にかかった場合は、苗ごと処分することを、おすすめします。 病気にかからないよう、日頃から、風通しや、水のやり過ぎに、注意しましょう。

 

  • 果実が甘くない

家庭菜園では、スーパーの店頭で並んでいるような、甘いイチゴを育てるのは、とても難しいです。

酸味が強かったり、無味だったり、時には、苦みがあることも。栽培条件、水のやり過ぎなど、原因は、はっきりしません。

イチゴ専用の肥料が、ホームセンターなどで売っています。イチゴの栽培に適した成分が配合されているので、使用してみましょう。

 

イチゴを家庭菜園する初心者へアドバイス

プランターや鉢で栽培する

イチゴの家庭菜園の初心者へのアドバイス(プランター)

イチゴは、プランター栽培が可能。

深さのあるプランターや、鉢を使用しましょう。土は、ホームセンターで購入できる、野菜培養土を使うと良いでしょう。育て方や、注意する病害虫は、畑栽培と同じです。プランター栽培の場合、肥料切れに注意しましょう。

 

いろんな品種に挑戦

春や秋になると、ホームセンターなどで、イチゴの苗が、たくさん並んでいるのを見かけます。色の違いや、病気に強い品種など、多くの種類があります。お気に入りの品種を見つけたり、珍しい品種の栽培に、挑戦しましょう。

 

まとめ

  • イチゴの家庭菜園のコツは、こまめな苗の手入れと、病害虫の予防
  • 果実ができたら、直接土に触れないように注意
  • 翌年の苗を作る場合は、2番目以降の子株を使用
  • プランター栽培だと管理がしやすい