信越化学工業(4063)の株価は今後どうなるか
- 信越化学工業(4063)の株価予想
- 信越化学工業(4063)株の買い時
- 信越化学工業(4063)の株の分析
- 同業種の銘柄と比較
- まわりの予想
- 総合評価
- 買いを検討してる人へアドバイス
をまとめました。
信越化学工業(4063)の株価予想!今後どうなるか?
- 株価は右肩上がり
過去10年の株価チャートを見ると、多少変動はあるものの右肩上がりで上昇しています。 現在の株価は14,135円(2020/10/9)ですが、アナリストの目標株価平均は14,593円となっています。
- 汎用品で唯一世界と戦える日本企業
日本企業はコスト競争力に弱いため、汎用品ではなく高付加価値製品で利益を確保する場合がほとんどです。 しかし、信越化学工業は水道管などに使われる塩ビ樹脂やICチップの基盤に使われるシリコンウエハーなどで、世界1位の座をとっています。 実は、信越化学工業は世界シャア1位の製品を5つも保有しているのです。
- 将来性も高い
海外売上高比率が73%と需要が伸びていく海外市場をしっかり開拓できています。 最近では、5Gや電気自動車向けの材料の開発も行っており、将来の事業の芽を着実に育てています。
信越化学工業(4063)株の買い時
- 今が買い時
コロナウイルスによって多くの株が暴落したのも記憶に新しいことでしょう。 多くの企業はコロナ前の株価に回復していませんが、信越化学工業はすでにコロナ前の株価を超えているのです。 買うなら今がチャンスかもしれません。
信越化学工業(4063)の株の分析【2020年10月9日現在】
配当金はいくら?配当利回り
- 2016年から増配継続中
株価指標 | 目安 |
---|---|
配当金 | 220円 |
配当利回り | 1.56% |
配当性向 | 29.1% |
1株当たりの配当金は220円(2020/3)。 配当利回りは高いわけではありませんが、2016年から増配継続中です。 今期の中間配当は前期と同じ110円でしたので、期末配当がどうなるか注目ですね。
株主優待の内容
- 株主優待はない
BtoB企業は株主優待制度がない場合が多いです。配当金と成長性に期待しましょう。
株価指標
- 日経「経営者が選ぶ有望銘柄」ランキングで3位
株価指数 | 目安 |
---|---|
PER | 18.69倍 |
PBR | 2.21倍 |
ROE | 12.27% |
自己資本比率 | 82.1% |
- 株価はやや割高
PERは18.69倍、PBRは2.21倍とやや割高傾向。 業績も株価も右肩上がりですので、高い期待値の現れかもしれません。
- 超健全経営かつ収益性抜群
ROEは10%を超えており、収益性の高い企業といえます。 また、高い自己資本比率を維持していることから、倒産の危険も少ないでしょう。 以上のような理由から、2020年に日経「経営者が選ぶ有望銘柄」ランキングで3位に選ばれています。
同業種の銘柄と比較
- 安定性と成長性が素晴らしい
同業他社として、三菱ケミカルホールディングスや住友化学、SUMCOなどが挙げられます。 化学業界の特徴として、ある程度製品の畑分けがされています。そのため直接的な競合にならない場合が多いです。 しかし、SUMCOは半導体シリコンウエハーを製造しており、世界シェア2位とライバル関係にあります。
信越化学工業は同業他社と比較しても世界市場からの評価が高い企業といえます。
信越化学工業(4063)株のまわりの予想
- 今後の成長性に期待
買い予想の声
10/7 4063 信越化学
一口買い 13665で約定上昇中の下げ(5.2%)
陰線5日目以降の陽線
中期線折返し以上をもって買い
— atarashiya (@atarashiya5) October 7, 2020
株価の変動はあるものの、長い目で見れば上昇傾向ということですね。
キオクシアのIPO延期で明日は半導体関連株の連れ安が発生する可能性がありそうですね。信越化学辺りも下がったら買い時…??
— HIROYUKI UEHARA (@oiyoyan) September 27, 2020
半導体産業の影響もうけるので、買うタイミングを見極めるのも大切ですね。
売り予想の声
4063
信越化学A=Cから売り優勢。
最低、3波動または5波の調整待ち。 pic.twitter.com/AxYb87Q0G1
— FXAce (@Zoukers) April 21, 2020
前期は過去最高の営業利益を記録したこともあり、売りを予想する声は多くないようです。
信越化学工業(4063)の総合評価
- 中長期保有向けの安定銘柄
通信簿 | |
---|---|
業績 | ◎ |
配当金目当て | 〇 |
優待目当て | × |
割安 | △ |
同業種との比較 | ◎ |
将来性 | ◎ |
業績について
- 過去最高収益を達成
2020年3月期の決算では、過去最高収益を達成しており、営業利益率は26%を超えています。化学メーカーの平均が5%程度のため、収益力の高さがうかがえます。
- 新規事業の事業化がカギ
現在の主力製品は、品質や価格で他社を圧倒しています。そのため今後の業績は、いかに収益性の高い新規事業を創出できるかがカギになります。今は、5Gや電気自動車向けの材料開発を積極的に進めている段階で、収益力のある事業に育てることができれば、より盤石な地位を築けるでしょう。
配当金目当ての投資
- 配当金目当ての投資には向かない
2016年から増配傾向ではあるものの、配当利回りは決して高いとは言えません。配当金よりも株価上昇による恩恵に重きを置いたほうが良いでしょう。
優待目当ての投資
- 優待制度はない
優待制度はないため、優待目的の銘柄ではありません。
割安かどうか
- 現状はやや割高
割高ではありますが、中長期で安定運用したい方には向いている銘柄です。今も株価は上昇しているため、将来的にリターンが見込めます。
同業種との比較
- 収益力では他社を圧倒
日本の化学メーカーでトップクラスの収益力。業績も好調で、安定性の高い企業です。安定した長期運用をしたい方におすすめです。
将来性はあるか
- 大口の長期契約が多い
半導体用のシリコンウエハーなどは長期契約の場合が多いため、安定して利益を確保できます。また、最先端のシリコンウエハーを量産体制で供給できるのは、信越化学工業とSUMCOの2社だけだといわれています。
- 徹底したリスク管理
信越化学工業は海外に主力工場を多数保有していますが、工場の建設には常にカントリーリスクを考慮しています。リスク管理を徹底している企業だからこそ、安定した収益を生み出し続けているのです。
買いを検討してる人へアドバイス
中長期目線での購入をおすすめ!
着実に右肩上がりで成長している企業ですので、中長期目線で購入するのがベストです。一時的な下落に惑わされず、中長期運用を目指しましょう。
まとめ
- 信越化学工業(4063)の株価予想は今後も上昇予想
- コロナ前の株価を超えた今が買い時
- 安定性と収益力で他社を圧倒
- 今後の成長性に期待して買い予想の声が多い
- 中長期保有向けの安定銘柄