ヤーマン(6630)の株価は今後どうなるか

マニキュアイメージ



  • ヤーマン(6630)の株価予想
  • ヤーマン(6630)株の買い時
  • ヤーマン(6630)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

ヤーマン(6630)の株価予想!今後どうなるか?

美容健康製品を中心に展開する販売メーカー

ヤーマン(6630)は美容健康機器の研究開発・製造・輸出入販売の他、化粧品や生活雑貨の販売を手掛ける販売メーカーです。新型コロナウイルスの影響で店舗販売実績に悪影響がありましたが、ECを中心とした通販事業が堅調に推移しています。

 

 

  • 売上高・営業利益・経常利益が前年同期比よりプラスで推移

2020年9月11日に発表された2021年4月期第1四半期決算によると、売上高は8,754百万円(前年同期比60.6パーセント増)、営業利益1,666百万円(前年同期比121.9パーセント増)、経常利益1,591百万円(前年同期比145.0パーセント増)を記録しています。

 

 

  • 多様な販売形態で新型コロナウイルスの悪影響をカバー

ヤーマン(6630)は製品の販売形態を通販、店舗販売、直販、海外と4つに分けています。 新型コロナウイルスの影響で、店舗販売は2021年4月期第1四半期決算では、売上高は前年同期比24.8パーセント減となっています。

しかし店頭販売以外の部門では、前年同期比が通販部門15.3パーセント増、直販で203.6パーセント増、 159.5パーセント増と軒並み好調に推移しています。

 

 

  • インフォマーシャル戦略が大当たり

売上高好調の要因の一つとして、直販部門のインフォマーシャル戦略が挙げられます。インフォマーシャルとは、インフォメーションとコマーシャルを掛け合わせた造語です。 欧米由来のテレビショッピングの手法で、1アイテムを20~30分程度かけて紹介をします。

インフォマーシャル戦略によって売上だけでなく、利益もセグメント別では193.4パーセントと大幅な飛躍を遂げています。

 

 

ヤーマン(6630)株の買い時

    • 買うなら2021年4月期第2四半期決算以降から

考え事イメージ

株価は2020年9月17日につけた1,846円を境に、10月3日時点では1,410円と調整段階に入っています。トランプ大統領夫妻のコロナウイルス感染により、金融不安が広がっているため、しばらくは静観した方が良いでしょう。

購入を行う場合、2021年4月期第2四半期決算以降から、徐々に買い増した方がリスクは少ないと思われます。

 

ヤーマン(6630)の株の分析【2020年10月3日現在】

配当金はいくら?配当利回り

  • 配当金は雀の涙
株価指標 目安
配当金 1株あたり3.60円
配当利回り 0.26パーセント
配当性向 15.2パーセント

1株当たり3.60円と配当金はわずかしかありません。あるだけマシと捉えることもできるかもしれませんが、配当金狙いではお勧めできません。

 

株主優待の内容

      • 2年以上保有でお得さ倍増
保有株数 株式優待の内容
100株

優待割引券(5,000円相当 ) 2年以上保有で10,000円相当

500株以上

優待割引券(14,000円相当 ) 2年以上保有で20,000円相当

100株保有で5,000円相当、500株以上で14,000円相当の優待割引券がもらえます。美容メーカーの優待としては、そこまで特筆すべき点はありませんが、2年以上保有することで優待割引の額が上がる点は嬉しいですね。

長期保有目的であれば注目したいポイントと言えるでしょう。

 

株価指標

      • 健全経営・成長性も高いが、指数は割高
株価 目安
時価総額 82,272百万円
PER 50.85
PBR 5.46
自己資本比率 77.3パーセント

 

時価総額は800億円台と、美容・健康関連株ではRIZAPグループ(2928)に匹敵する上位銘柄です。成長性は見込めるものの、すでに成熟している規模感と言えるのではないでしょうか。

・自己資本比率は77.3パーセントと高い数値をほこっています。

・株価が値上がりし続けていることもあり、PER、PBRはいずれも割高な数値となっています。

 

 

同業種の銘柄と比較

        • 多数のブランドで攻めるMTG(7806)がライバル

取り扱う商材や事業体系が比較的似通っている銘柄として、MTG(7806)が挙げられます。 ヤーマン(6630)が美容関連商品を中心に展開しているのに対し、MTG(7806)はクリスティアーノ・ロナウド選手と共同開発した健康器具ブランド「SIXPAD」や除菌スプレーを販売展開する「@LIFE(あっとらいふ)」等、生活全般を広範囲にカバーしているのが特徴です。

MTG(7806)もeコマースを展開しており、コロナ禍の巣ごもり需要を背景に、売上が好調です。 EC銘柄は、巣ごもり需要で足元の経営状況はどこも好調であることが共通点です。

そのため、アフターコロナを見据えて、どのような独自性を作り上げていけるかが各社に求められる点となるでしょう。

 

 

ヤーマン(6630)株のまわりの予想

      • 優待狙いやテクニカル投資を中心に、中長期目線で買う人が多い。

買い予想の声

 

 

暴落時に買って、優待狙いで寝かせておくのも戦略として良いかもしれません。



 

 

 

25日線で反発・反転する可能性があります。

 

 

        • 短期だと損切する人が多い

売り予想の声

 

 

2020年9月下旬以降は株価の下落基調が続いており、損切する人が多いようです。

          2021年4月期第1四半期決算後に利確している人が多いせいか、SNSでの盛り上がりはそこまでではない印象を受けました。

 

 

ヤーマン(6630)の総合評価

堅調な経営を継続していきたい

地図イメージ

  通信簿
業績
配当金目当て ×
優待目当て
割安
同業種との比較
将来性

業績について

                • 販路の拡大でリスクヘッジ

ヤーマン(6630)は中国でのEC展開もしており、販売販路が国内外にもあります。2021年4月期第1四半期決算では前年同期比159.5パーセント増と、コロナ禍においても堅調に推移しています。

販路が多いことは売上の底固めをする上では重要な要素です。今後の業績の信頼性にもつながってくるでしょう。

 

                • 今後の店舗展開をどうするか

他の企業にも言えますが、店舗販売が新型コロナウイルスの外出自粛の影響で、売上を落としています。緊急事態宣言の頃までは売上は落ちないかと予想されますが、アフターコロナを見据えて店舗展開をはかっていくのか、もしくはECの比重を高めていくのかは注目したい点です。

 

配当金目当ての投資

                • 配当金狙いの投資には向かない

配当利回りは0.26パーセントのため、配当金狙いの投資先には向かないでしょう。

 

優待目当て

                          • 美容に関心のある女性にオススメ
                          • ヤーマン(6630)は美のプラットフォーム作りを経営方針に掲げており、美容製品の力の入れ込みはとても強いです。

美容製品に興味のあるという女性には、オススメの優待と言えるでしょう。

割安かどうか

                        • 現状は割高

指数としては割高です。業績は好調であるため、上値を追える可能性は有りますが、当面の株価は一服した印象があります。

 

同業種との比較

                        • 高い時価総額と自己資本比率

コタ(4923)やビューティガレッジ(3180)など、美容商材の卸売りを行っている同業他社が200億程度の時価総額に対し、ヤーマン(6630)は時価総額が800億円台、自己資本比率は80パーセント弱と高い数値を残しています。

経営の堅調さは、他社と比較しても優位性があると言えるのではないでしょうか。

 

将来性はあるか

                        • 海外にも活路を見出せるか

今後の飛躍のためにも、さらなる海外展開は重要なポイントとなるでしょう。時価総額的には成熟した印象があります。海外からの売上増を見込むことで、いかに市場にサプライズ性を与えることが出来るか…という点には注目です。

 

                        • 広告宣伝の強化

インフォマーシャル戦略を背景とした業績の好調は、同社にとって好材料です。うまく機能することで、店舗販売部門の立て直しにも影響することが見込まれるため、今後の将来性をはかる上で見逃せない要素でしょう。

 

 

買いを検討してる人へアドバイス

買う場合は中長期目線で

PCイメージ

株価が調整段階に入っており、指数としても割高です。買う場合は短期で利益を求めるよりも、 数年先も見据えた購入が望ましいでしょう。

 

 

まとめ

  • ヤーマン(6630)は、2021年4月期第1四半期決算では、売上高・営業利益・経常利益が軒並み好調
  • 多様な販路がインフォマーシャル戦略が強み
  • 株価は調整段階にあり、当面の上がり目は薄い