日清食品ホールディングス(2897)の株価予想!今後どうなるか?
急上昇もせず、下落もせず安定する
みなさんもよく食べている「カップヌードル」を製造販売している日清食品ですが、実はとても安定した銘柄です。
- 不況に強い
- 製品ラインナップも充実!
- 知名度抜群!
ここ30年おきな下落はなく、2013年頃からグッと伸びています。 実はリーマンショックの時も株価は大きく下落していないのです!
たしかにカップヌードルは安いので、不況で苦しい時に助けてもらえる万能食品ですよね。それにラインナップも豊富です!
- 「カップヌードル MINI」価通常サイズよりも小さく価格も安い
- 「カップヌードル ビッグ」大容量サイズ
- 「カップヌードル エスニック」
- 「カップヌードル ナイス」濃厚味!
今や、日本人で知らない人はいないくらいの国民食です。CMもアニメや音楽も独特でみなさんの記憶にも残っているのではないでしょうか。
コロナの影響で外食できない人がたくさんいるので、有名なカップヌードルは売れていくと予想できますね。そうなると売上も維持できるので、株価も安定しますよね。
日清食品ホールディングス(2897)の買い時
短期的な下落時は買い時!
- 安定銘柄なので大きく下がらない
- 株主優待権利日前は買い時ではない
日清食品ホールディングスの株は大きく下がりません。今や株価は1万円に届く勢いです。会社の知名度や商品のパフォーマンス、味の良さを考えても今後は大きく下落しないでしょう。
買い時は細かくチャートを見て「ちょっと大きく下がっているな」という時が買い時だと思います。 安定的な銘柄なので、株主優待を目的に購入する人も多いです。
株主優待を受ける権利を得られる権利付最終売買日(2020年9月28日)は株価が高くなる可能性もありますので、その時期をずらして細かくチャートをチェックすると、安くなっている時があります。
そういった時期を見逃さないようにして下さい。
日清食品ホールディングス(2897)の買分析 【2020年5月7日現在】
配当金はいくら?配当利回り
- 一株あたり110円(2020年度実績)
2019年度も110円で2018年度は90円、2017年は85円ですので、上がってきているみたいですね。同業社の東洋水産は80円なので、金額は高めでですが、予想配当利回りとしては、1.21%なので、少し低いかもしれません。
ちなみに東洋水産の予想配当利回りは1.54%です。
株価指標 | 目安 |
---|---|
配当金 | (110〜120円) |
配当利回り | (1.21%) |
配当性向 | (32.2%) |
日経平均株価がコロナ影響前の24,000円から17,000円を割り込んだ3月迄、今年に入って、大きく波打っている状況ですが、日清食品ホールディングスの株価は一時、7,500円程度まで割り込みましたが、すぐに戻っています。
ここ3年間を見ても、株価は下落はするもののすぐに持ち直してくるみたいですね。10年間で見ても下がったままという時期は殆どありませんので、非常に安定した銘柄であるということが言えるでしょう。
配当利回りは1.21%なのでいいとは言えません。 100株保有しても、配当金は1万円程度です。1株あたり現在の金額が9,000程度なので、100株保有しようと思えば、900,000円程度必要です。初心者には大きな金額ですよね。
配当で儲けることは期待しない方がいいかもしれませんね。
株主優待の内容
- ファンには魅力的!
株主優待は優待Aと優待Bを選択できます。
- 優待A ・日清食品 詰め合わせセット(100株以上保有しており、継続保有 3年以上)
- キャラクターグッズ(ひよこちゃん)(300株以上保有)
- 優待B ・社会貢献活動団体(国連WFP)への寄付
保有株数 | 株主優待の内容 |
---|---|
100株以上 | 日清食品 詰め合わせセット(3000円相当) |
300株以上 | 日清食品 詰め合わせセット(3500円相当) |
1000株以上 | 日清食品 詰め合わせセット(4500円相当) |
株主優待の詰め合わせセットはカップヌードルやUFO、チキンラー メンなどの定番商品です。注意することは3年以上の継続保有と100株以上の 保有が必要です。 >>>株主優待/日清食品HPより
株価指標
・株価指標は苦戦中 PER、PBR、自己資本比率、ROEを見ても苦戦してますね。
株価指数 | 目安 |
---|---|
PER | 34.41倍(20年度予想) |
PBR | 2.9倍(20年度予想) |
ROE | 5.90%(19年度3月期) |
自己資本比率 | 58.6% |
- 株価としては割高
日清食品ホールディングスのPERは2019年度では30.4倍です。 競合である東洋水産のPERは25.54倍です。
業界としても成熟産業と見ている方もいるのでPERも高く、割高感はあるかなという思います。
2015年からROEを8%を目標としていましたが、結果として は低下していて、2019年度は6%まで落ちています。ROAも2018年度は5.51%を達成していましたが、2019年度は3.47% まで落ち込みました。
業界の成熟度や2019年度の株価指標はあまり魅力的な数値とは言えません。
同業種の銘柄と比較
- 変わらない
同業他社として真っ先に名前が上がるのが東洋水産でしょう。「赤いきつね」「緑のたぬき」は今も続くロングセラー商品で知名度も抜群です。
結論から言うと「それほど変わらない」と言うことでしょう。 売上の推移やPERやPBR、配当利回りも多少の違いはありますが、大きくは変化がありません。
ただし、株価としては東洋水産は5,000円台なので、購入のし易さはこちらの方がいいかもしれませんね。
この辺りになるとメーカーの好みの問題もあるかもしれません。
企業(4桁の数字コード)株のまわりの予想
買い予想の声
- 株主優待が魅力的!たとえインスタント食品を食べなくてもお菓子や限定グッズがもらえる
- 人気商品を数多く持つ。知名度、ブランド力が抜群
- 業界のパイオニア!
売り予想の声
- 成熟業界なので、大きな躍進が見込めない
- 競合が多い
日清食品ホールディングス(2897)の総合評価
・安定銘柄なので、長期保有を考えるのであれば◎
通信簿 | |
---|---|
業績 | ○ |
配当金目当て | △ |
優待目当て | ○ |
割安 | × |
同業種との比較 | ○ |
将来性 | ◎ |
業績について
- 安定は間違いない
- 外出自粛も追い風
2019年度の利益としては若干の下落がありましたが、2020年度の売上は上昇すると言う予想もあるので、やはり安定企業であることは間違いないでしょう。
コロナウィルスの影響で外食が減っていくと思います。知名度の高いインスタント食品の需要は今後も伸びていくでしょう。
配当金目当ての投資
- 配当金は高くない
配当利回りとしては1.2%台と言うことで、競合他社や他業界の比較しても高いとは言えません。
「これから株の配当で儲けよう」という方にはおすすめできる銘柄ではないと思います。
優待目当ての投資
- 金額以上の価値
- 長期保有じゃないともらえない
株主優待は100株保有で3,000円相当の日清食品詰め合わせです。貰うと金額以上にうれしくなりますよ。
300株以上の保有だと、ひよこちゃん人形というレアグッズももらえるので、ファンにはうれしいですよね。株主優待は満足できる内容になっていると思いますが、3年未満の短期保有では株主優待はもらえません。
やはり長期保有向きの銘柄と言えます。
割安かどうか
- 買われすぎ
- 株価が高い
PERやPBRの数値を見ても買われすぎという傾向にあります。今の株価を見ると、割安とは言えません。
銘柄としては安定しているので持っていて損はないと思います。株価をチェックして下落傾向なら買ってみてもいいと思います。
株価は9,000円台で購入も100株以上ということなので、初期投資としてもハードルが高いのではないでしょうか。
同業種との比較
- 同業種と大きな変わりはない
同業種の東洋水産と比較しても、PERやPBR、配当利回りが大きく変わっているということはありません。
日清食品ホールディングスは知名度としても文句なしですし、安定銘柄なので、他社と比較しても問題ない銘柄だと思いますよ!
将来性はあるか
- 将来性は抜群
- 商品が魅力的
コロナウィルスの影響で先行き不安定な状況の中、様々な業界の先行きも色々あります。その中でも伸びていく業界もあるでしょう。
インスタント食品の業界もその一つになると思います。賞味期限が長く、保管しやすいし、何より日清のカップヌードルはおいしいですよね!
今後も安定して売上した売上を出していくと思いますので、将来性は問題ないでしょう。
買いを検討してる人へアドバイス
- 儲ける株ではない
- 株投資初心者におすすめ
日清食品ホールディングスの株は「株で儲けよう」と考えてる人には向かないかもしれません。 配当利回りも低いし、大きく上下することも少ない銘柄なので、長期保有で長く保有するにはいい銘柄です。
株を買ってみようと思うけど、どの銘柄を選べばいいか分からないという人は安定銘柄で将来性も抜群な日清食品ホールディングスの株はおすすめですよ。
まとめ
- 今後の情勢を考えると銘柄としては将来性は問題なし
- PERは30倍以上で買われすぎ。配当利回りも高くない
- 株主優待は充実の内容で満足度高い