ピーマンの家庭菜園のコツは?
- ピーマンの家庭菜園のコツは?
- ピーマンの育て方の注意点
- ピーマンの家庭菜園での失敗談
- ピーマンを家庭菜園する初心者へアドバイス
をまとめました。
ピーマンの家庭菜園のコツは?
ピーマンの特徴を確認
ピーマンの特徴は、
- ナス科の植物
- 生育適温は20℃~30℃
- 暑さに強く、初夏から初秋にかけ、長く収穫できる
- 種から育てる場合、種まきは3月頃
種からの栽培も可能ですが、苗からの栽培が、おすすめ。
1つの苗から、たくさんの実を収穫できます。苗は、ホームセンターなどで購入しましょう。
黒マルチを張って、地温を上げる
苗を植え付ける二週間前から、畑作りをしましょう。
畑作りの手順は、
- 二週間前に、全体に苦土石灰をまき、よく耕す
- 一週間前に、堆肥と化成肥料をよく混ぜ込む
- 高さ10cmの畝を作る
黒マルチを張ると、地温が上がり、成長スピードが加速します。また、雑草を抑制するので、手入れが簡単になります。
あんどんで寒さから苗を守る
4月下旬~5月上旬、畑に苗を植え付けましょう。
苗を植え付けるポイントは、
- 複数の苗を植える場合、株間は40~50cmあける
- しっかり土を寄せ、 たっぷり水やりをする
定植後しばらくは、あんどんを用意しましょう。
あんどんは、寒さや冷たい風から、苗を守るアイテム。朝晩が寒いと、小さな苗は、寒さで弱り、枯れてしまう場合があります。
米袋や肥料袋に支柱を4本張り付けて、手作りすることができます。苗が、少し大きくなるまで、様子をみましょう。
伸ばす脇芽を決める
株が生長したら、収量を増やすため、枝を2本、あるいは3本に仕立てます。
仕立てのポイントは、
- 2本仕立ての場合は、一番花の下の脇芽を伸ばす
- 3本仕立ての場合は、一番花の下の脇芽、その下の脇芽を伸ばす
一番花とは、一番最初に咲いた、花のこと。
余分な脇芽は、晴れた日に、取り除きます。
雨の日に、脇芽とりをすると、切り口が乾きにくく、病気になりやすいので、注意しましょう。
支柱は早めに立てる
早めに支柱を立てて、株を支えてあげましょう。
株全体が大きくなると、風で倒れやすく、枝が折れてしまうことがあります。ホームセンターで売っている、100cm~150cmの支柱を使用します。
ひもで、固定する際は、少し余裕をもたせて、結び目を作るようにしましょう。
茎は、どんどん太く成長します。きつく結び目を作ると、茎を傷つけてしまうので、注意しましょう。
追肥は1か月に1~2回
一番果ができたら、1か月に1回、または2週間に1回、追肥をしましょう。
一番果とは、一番最初になる実のこと。
化成肥料を軽く一握りまき、周りの土と軽く混ぜ、株元に土を寄せます。黒マルチを敷いている場合は、マルチに穴を開けて、肥料を入れましょう。
収穫は早めに行う
実が大きくなったら、収穫です。
株を疲れさせないために、程良い大きさであれば、早めに収穫しましょう。
緑色のピーマンを放置すると、実が熟し、赤ピーマンができます。
赤色に変化するには、3~4週間と時間を要しますが、色鮮やかになります。緑ピーマンに比べ、甘みが増すので、おすすめです。
ピーマンの育て方の注意点
水枯れに注意
ピーマンは多湿を好む植物。
特に、気温が上昇する7月以降は、水枯れに注意が必要。日中に水やりを行うと、お湯になってしまい、株にダメージを与えてしまいます。早朝、夕方に行い、土壌に、水がしっかり染み渡るよう、水やりを行いましょう。
連作障害
ピーマンは、連作障害が出るので、3~4年の栽培間隔をあけましょう。
連作障害は、同じ場所で、同じ野菜を、育て続けると起こります。土壌の成分バランスが崩れ、作物の生育に、悪影響を与えます。病気になりやすく、収量が減少することもあります。
同じナス科のトマトや、ナスなどを育てた場所での栽培も、避けるようにしましょう。
ピーマンの家庭菜園での失敗談
- 寒さで枯れる
うーむ。
トマトとピーマンが、ピンチである😔昨日から危ない状況だったが、寒さで、やられたかな。どうすればいいのか。。。#家庭菜園#トマト#ピーマン pic.twitter.com/RUgbhAPjGw
— どなぽん@田舎暮らし半農半IT (@donapon_snow) May 7, 2020
苗を定植した5月頃は、まだ朝晩が、冷え込む時期。まだ小さい苗は、低温に耐えられず、枯れてしまう場合があります。
手作りのあんどんで、周囲を囲み、小さな苗を、低温から守りましょう。
- 病気に注意
高温多湿になると、病気が発生しやすくなります。
代表的な病気は、
- モザイク病
- 炭疽病
- 苗立枯病
- 青枯れ病
実をつける前に、病気で茎葉が枯れてしまうことも、珍しくありません。
病気を発生させないよう、予防することが大切。葉が茂り過ぎて、風通しが悪くならないよう、適度に整枝を行いましょう。
ピーマンの家庭菜園をする初心者へアドバイス
苗から栽培してみる
種からの栽培は、難易度が高め。うまく発芽しなかったり、枯れてしまうことも、珍しくありません。
ホームセンターで、ピーマンの苗を購入することができます。初心者は、苗からの栽培をおすすめします。
枝の整枝は、収穫しながら
次から次へと脇芽が伸び、実がなるピーマン。あっと言う間に、葉が茂り、風通しが悪くなります。
株全体に日光が届くよう、適度に、枝葉の切り落としが、必要です。仕立てている太い茎は残し、混み合っている細い側枝を、切り落としましょう。
パプリカに挑戦
パプリカの栽培は、ピーマンに比べ、少し難易度が上がります。実を、色鮮やかにするため、収穫に少し時間を要します。
しかし、栽培方法は、ピーマンと同様。
苦みが無く、肉厚で、甘いパプリカは、ピーマンが苦手な、子供にもぴったり。ピーマン栽培に成功したら、色鮮やかな、パプリカの栽培に、挑戦してみましょう。
まとめ
- ピーマンの家庭菜園のコツは、定期的な追肥と水管理
- 苗が小さいうちは、寒さで枯れないように注意
- 枝葉が茂り過ぎないよう、収穫しながら整枝する
- 初心者は苗からの栽培が、おすすめ