⑤



 

病院薬剤師の目標例は?設定する時の注意点も解説!

  • 病院薬剤師の目標例は?
  • 病院薬剤師の目標を設定する時の注意点
  • 病院薬剤師の年間目標を作る時のコツ

をまとめました。

病院薬剤師の目標例は?

  • 病院薬剤師1年目は基本的な薬の作成業務、薬品の管理業務を学ぶ

グラフィックス9

  • 新人薬剤師は、どういう流れで薬が作られ、患者さんの元に運ばれるのかをまず知る必要があります。
  • 薬品の管理は、薬剤師の大事な仕事の一つです。一般薬に加えて、取り扱いに厳しいルールのある麻薬などの管理、払い出しの流れを理解しましょう。
  • 最も基本的なことですが、何が何の薬なのか、わからなければ調べる習慣をつけましょう
  • 薬剤師は、個性の強い人も多いので、職場の雰囲気に慣れましょう
  • 病院薬剤師歴2年目は1年目の業務の理解を深める
  • 後輩の指導をしながら、1年目の仕事の反復をして、仕事の理解を深めましょう。人に教えるということは大きな学びになります
  • 早い病院では、2年目から病棟に上がると思うので、入院患者さんへの薬の説明などの業務に慣れていきましょう。何の病気で入院したのか、医師がどういう考えで、処方を出したのか?、など時間はかかりますが、コツコツ調べて学習していきましょう。
  • 病院薬剤師歴3~5年目は専門スキルを磨いていきましょう
  • 調剤、注射、病棟と、ルーチンワークが滞りなくできるようになっている頃なので、3~5年目ごろから専門スキルを磨いていくと良いでしょう
  • 癌領域、緩和領域、感染、栄養、救急、この辺りの知識が病院薬剤師が期待されている分野と言えます。
  • 癌、緩和、感染、栄養、救急それぞれに充実した学会や研修会などがありますから、自己研鑽し、日常業務で治療に貢献して行きましょう。

 

病院薬剤師の目標を設定する時の注意点

コツコツが大事



Image

  • 現在の病院の仕事は薬を作る仕事、医師や看護師とのチーム医療、患者への薬の説明、経営など院内の決めごとの会議への参加、など多岐に渡るので、一朝一夕では身につきません。焦らず、時間をかけて学びましょう

学会費、認定薬剤師の費用には注意

  • 同じようが学会が乱立していることが問題となっています。(例:病院薬剤師会、医療薬学会など)。お金や時間は限られていますから、先輩の話をよく聞くなどして、調べてから入会しましょう

謙虚な態度を忘れないように

  • 勉強して知識をつけると、このドクターこんな簡単なことも知らないのか?、と横柄な態度になる薬剤師がいますが、謙虚な態度で小出しで提案するのが人間関係を乱さないコツです。あまり言いすぎるともう意見を聞いてもらえなくなることもあります。
 

病院薬剤師の年間目標を作る時のコツ

  • 同期など同レベルの仲間と、現在の業務到達度の情報交換をするといい刺激になる
  • 同期がいないような環境である場合、大学の同級生などど情報交換することで、自分の進歩状況が確認できると思います。
  • 年数を重ねれば、他病院の同年代の方などとも情報交換することで、自分の現在のレベルがわかってくるでしょう。

 

まとめ

経験年数によって、目標は変わり、達成することでスキルアップできる
焦らず、コツコツ、謙虚な態度で勉強を進めましょう
目標達成のために仲間と情報交換するのも良い手です

目標設定提出などない職場も多い

病院は一般企業と違い、きちんとしたキャリアプランを用意していない職場も多くあります。大学でやりがいのありそうな良い風な話ばかり聞いていると、現実との違いにショックが大きいこともあるかもしれません。

しかし、スキルアップしたことは、患者さんや他の医療スタッフに役立ち、自分のやりがいにもつながるので、諦めずに目標を立ててほしいと思います。