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新人向けの勉強会の依頼をされたけど何から手を付けよう… そう思っている人はいませんか? 今回は私なりの看護師の勉強会の資料つくりのコツについてまとめてみました。  

  • 看護師で勉強会の資料の作り方のコツは?
  • 看護師で勉強会の資料をわかりやすく作成するポイント
  • 看護師で勉強会の資料作りの失敗例
  • 看護師で勉強会の資料を作る時の注意点
  • 看護師で勉強会の資料を作りの正しい流れ
  • まとめ

をまとめました。

看護師で勉強会の資料の作り方のコツは?

まずは勉強会のテーマを明確にしよう!

資料作成前にするべきことは、まずはテーマを明確にすることです。勉強会と一言で言っても、知識的な講習を含む勉強会から症例検討会、デスカンファレンスと多岐にわたります。やみくもに開けばいいわけではありませんから、まずはその勉強会を開く理由=目的を明確にし、勉強会を開いた後の期待される効果=ねらい、をしっかりと定める必要があります。そしてこの目的とねらいについては、相手にも提示しなくてはせっかくの勉強会も何のために開かれたのか伝わらないことになってしまうので、配布する資料の中にしっかりと書く必要があります。 ここで目的についてぶれてしまうとその後の資料作りにも大きく影響しますので注意が必要です。
例えば新人看護師向けに“術後管理についての勉強会”という依頼があなたに来た時には、まず目的は【術後管理の勉強会】となり、ねらいは【新人看護師が術後管理について理解できる】となりますよね。 しかし、これでは範囲が広すぎて何時間あっても足りません。 ですから、“テーマ”を設ける必要があります。 テーマは本文の内容の要となるキーワードといってもいいでしょう。ここでテーマを絞っておくと、勉強会の進め方が格段に違うと思います。 先の例で挙げるならテーマは【術後の疼痛管理】や【ドレーン管理】などざっくりとでいいのでテーマを絞りましょう。 もしもいいテーマが思い浮かばなかった場合はあらかじめアンケートや聞き込みをして、もし【術後管理】についての勉強会ならどんなことが知りたいかなどリサーチしておくことで、相手のニーズに寄り添った勉強会の資料を作ることができます。

勉強会の中心となるターゲット層を決めよう!

看護師の勉強会を開くとき、ここがすごく悩みどころなのかなぁと思います。勉強会を開く意義は、同じ部署で働く人間に対しての場合は共通認識を持たせることで、看護師として質が保証された安定した医療を供給することにつながることです。新人の場合は学校とは違い、ある程度の知識を持って看護師免許を取得してきたが経験が不足している人が相手であり、自分より先輩の場合はその知識は既知であろうこと、といったように知識の幅がとても広いのです。 そのため勉強会のターゲットは、可能ならばレベル分けを行う、難しい場合はなるべく参加する人間の中間の層を狙っていくのが良いかと思います。 そして、このターゲットについても明記しておくと受ける側もそれを知って選択できるので、例えば初級編、中級編、上級編の3つを設定したとすれば、 初級編は復習がてら受けよう、中級篇は今の自分が欲しかった知識、上級編は今は理解できないかもしれないけどいずれ理解できるようにしようや今はまだ必要ない、といったように受け手が心の準備もすることができます。  

看護師で勉強会の資料をわかりやすく作成するポイント

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看護師の勉強会で資料を作るときに心掛けたいこととは?



目的やテーマ、ターゲットが定まればあとは資料を作っていくだけなのですが、抑えるべき流れは

  1. 概論
  2. 各論
  3. まとめ

と比較的シンプルです。

  1.  概論
    勉強会の導入部分といったところで、勉強会ならまずはそもそも勉強会を受けるにあたって知っていてほしい最低限の知識の部分相手に興味を持たせたい部分の協調にあたります。 先の例題では、ドレーン管理についての勉強会でしたが、 「術後の患者にはどんなものがついていますか?」と問いかけるようなスライドや、 イラストを見せたり、知識の復習などこれからのテーマについて引き込めるようにします。
  2. 各論
    本文にあたります。一つ一つについて細かく説明していきます。 ここで注意なのが、細かく説明するあまり文字ばかりのスライドが羅列してしまうことです。正直勤務終了後や夜勤明けに字面ばかりのスライドは拷問です(笑) スライドの基本は1スライド1テーマで文字数が少ないものです。 そして人間は一方的な説明では、右から左へ流れやすく、なかなか知識は定着しません。 うまくイラストや写真を入れて装飾する、強調したい部分は色を変えたり下線を引いたり、効果を使ったり空欄を作って穴埋めにしたり・・・と工夫をしてみましょう。 たまにスライドの途中にクイズ形式があったりすると、受ける側も自分が回答者として指名されるのではないかと緊張感をもって挑むことができます。 どうしても説明文がないと伝わらない気がする、説明したいという場合はグラフや表を用いてスリム化したり、手元の配布資料に詳細を盛り込む、あるいは事前資料として配布しておくことでごちゃっとした資料を回避することができるでしょう。 あくまでも勉強会であって、教科書ではないことを意識しましょう。
  3. まとめ
    最初の目的とねらいの回収です。結論部分です。 あなたがこの勉強会を通して理解してほしいことの念押しをしてください。 この勉強会を通じて伝えたいメッセージなんかでも受け手側には響いたりするのではないでしょうか?

看護師で勉強会の資料作りの失敗例

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逆にこんな資料作りはやめましょう

  • 目的やターゲットが広すぎる
  • テーマがそれていく
  • 文字、イラスト、写真、グラフなどが多すぎる
  • 色や文字の大きさが統一されていない
  • 教科書の書き写しの知識の羅列

看護師で勉強会の資料を作る時の注意点

最後には引用文献を必ず書きましょう。 ネットの中には定かではない情報も含まれています。すべてが悪とは言いませんが、数値や名称など間違っているものを載せてしまうリスクがあり、患者さんの安全に関わるかもしれません。必ずどこが出典もとで、あなたの知識はどの資料によって保証されているのかを記載するのも勉強会においては大切な作業となります。

看護師で勉強会の資料を作りの正しい流れ

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  1. 目的、ねらいを定める (アンケートなどで確認してもよい)
  2. ターゲットを定める
  3. 資料を集める
  4. 導入部分をつくる
  5. 各論部分をつくる
  6. まとめをつくる (適宜必要な資料や写真やイラストを探しつつ)
  7. 参考文献を載せる ※どうしても知識部分を充実させたい場合は配布資料に載せたり、事前学習課題として 別途まとめておく工夫を

まとめ

いかがでしたか?

勉強会は準備期間も必要で、かつ間違ったことを教えられないと思い 緊張しながら作業する割にあっという間に終わってしまいます。 でも資料を作りながら自分の知識の再確認にもつながるので、要点を押さえてぜひ 勉強会の資料作りをしてみてくださいね!